「未来」を育む「誕生日」の話
「子曰(のたま)わく、吾十有五(じゅうゆうご)にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳従(したが)う、七十にして心の欲する所に従いて矩(のり)を踰(こ)えず。」
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今月は、誕生日がありました。
僕は、50年前、地元のお祭の日に生まれました。
孔子の言葉にちなむと、50歳は「知命(ちめい):天命を知る」の節目の年。
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自分の感覚では40歳の不惑なかんじです。
自分の心も安定してきて、これからの進む方向性もはっきりしてきて、余分なものを手放して、前に進むのが楽しみな今日の心境なので。
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一方で、自分の天命ってこういうことかな、というのも腑に落ちてきので、知命であることも感じられる素敵な50歳の誕生日をむかえました。
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恥ずかしながら、知名記念で、天命というか、自分の核にある想いを言葉にしてみます。
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「人と自然の調和した世界を家族と仲間と楽しんで暮らし、次の世代に手渡そう!」
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人と自然の調和した世界は、こんなイメージです。
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・一人ひとりが本当の自分を自由に楽しんで輝いていて、仲間とつながってお互いに活かしあってワクワクしている
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・人も、人以外の生き物も、自然も、みんな健やかで、心地よいつながりと循環がある
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・青空の広がる気持ちのいい日に緑に囲まれたテーブルでおいしいものをみんなで楽しんでいる、そんな風景が世界の至るところに
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30代は、初めて起業して、カレーの店を始めました。
サンスクリット語で「種」を意味するBija(ビージャ)というオーガニックカレーとカフェの店で、大好きなことを詰め込んで始めました。
ほんとうにたくさんの素敵な出会いやご縁に恵まれましたが、事業として収支があわず、2012年の末に閉めました。
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その後、もう一度事業を始めるには、自分の心をもっと成長させたいと思い、それからの40代の10年は、自分を見つめ、掘り下げた10年だったように思います。
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この10年で、そらたね株式会社という会社も立ち上げました。
やはり「種」という言葉が入っている大和言葉の社名です。
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「種」に僕が惹かれるのは、種が象徴しているこんなことからなんじゃないかと思います。
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・種にはそれぞれの固有の魅力や力があること
・芽を出す力はみんな持っていること
・育っていくワクワク
・環境にあわせて順応してくこと
・少しずつ毎日、育ち、おいしい実をならせ、きれいな花を咲かせてうれしいこと
・次の世代に生命をつないでいること
・自然そのものの力を感じさせること
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今日の誕生日に至るまで、先祖の誰一人欠けても今の僕はいません。
生まれた奇跡、今ここにいることへの感謝を感じます。
そして、そのつながりは、これからも息子につながっていきます。
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今日の誕生日に至るまで、育ててくださった方々や、サポートをしてくださった方々、そもそもの存在自体を支えてくれている自然の力には感謝しかありません。
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人生の折返しを感じる50歳の誕生日。
これからは、いただいたご恩を返していく生き方をできたらいいなと思っています。
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そんな今、僕がこれまでの半生でやってきたことを振り返ると、「人生に豊かさの種をまく」ことだったように思います。
言い換えると、自分が望む暮らしや未来を描いて、叶える行動を一歩ずつ叶えていくことです。
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今は、愛する家族と毎日を楽しみ、好きなことやワクワクすることを大事にする暮らしです。
それに加えて、自分を活かすことでこの社会や世界にお役にたちたいと思っています。
それには、この「人生に豊かさの種をまく」ことを自分の経験から伝えて、仲間と一緒に種を育てていって、知命と感じる人と自然が調和した世界を楽しんで行くことを仕事を通じてしていくことが、自分にあっているように感じています。
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そこで、これからは、大地に種をまき、育ち、根を張り、空に広がり世界とつながるイメージを持つ「そらたね」を、人に世界に「豊かさの種をまく」事業を行っていく会社としてご恩を返していきたいと思っています。
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そんな想いもあり、このnoteのタイトルの副題を
「心地よい最高の暮らしのレシピ」
から
「人生に豊かさの種をまくレシピ」
に変更します。
そして、僕が考える「人生に豊かさの種をまく」方法や秘訣や日々考えたこと感じたことをシェアしていきたいと思います。
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