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「理想の人生をつくる羅針盤」を育む「心の声」の話 2

「心の声」を意識しだしたのは、中学生のときだったと思う。

いつのころからか、自分の中には2人の自分がいるような気がしていた。

表面的な自分と、そのもっと奥にいる自分の2人。

そして、確か新書でユング心理学の入門書を読んだときに、ユングが自分のもっていたこの感覚のことを説明してくれている気がした。

当時の自分の年齢などをもとに調べてみると、秋山さと子さんの「ユングの心理学 (講談社現代新書)」かもしれない。


本に書かれたいる実際の内容とは違っているとは思うけれど、今の自分の中に残っている学びはこんなことだ。

・後天的に現れた思考が中心の自分。そして、普段はこの自分が中心で暮らしている。

・その奥にもっと本質的な自分がいて、言葉にはならないような深い感情や欲求を持っている。

・そして、この本質的な自分に従った方が、より自分自身に素直に生きられる。


もう一つ、学んだことがある。

・ユングは、人にはその人が社会や世界で果たす役割を持って生まれてくる。

・それを求め、出会って役割を果たす生き方をする人もいる。一方で、求めず役割に出会わないまま人生を終える人もいる。


ちょうど思春期真っ只中だった当時の僕が受け取ったこの2つの学びは、その後僕の生き方に大きな影響があったと思う。

・自分は何のために生まれてきたんだろう?

・自分がこの社会や世界で果たす役割って何?

・自分は何者なんだろう?


ある意味では答えのないこれらの問いを探っていくときに、大切になるのは本質的な自分に従っていくことだと感じた。

そして、それが「心の声を聴く」ということだと僕は思っている。




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