見出し画像

【君ら子供か】「火の出るおもちゃ」、輸出制限の愚


いつまで我が国は平和国家だから人を殺傷する「火の出るおもちゃ」は輸出しない(キリッ とかイキっているんでしょうか。
まるで中二病の中学生レベルの自己陶酔ですよ。

じゃあその「平和国家」とやらが、「火の出るおもちゃ」で武装するのはいいか、疑問感じないのか?ということですが。

いつも言っていることですが、売春は禁止だが、買春はOKという理屈と同じですよ。
海外の人殺しの道具を売りつける悪辣な国家や企業から兵器を買って武装するのは、OKだが、自分たちが「火の出るおもちゃ」を売るのはイカンというのは、自分たち日本人は高い倫理性と徳を持っているから、「火の出るおもちゃ」を適切に管理、使用できるが、好戦的で野蛮な外国人に渡せば、悪用するのだと言っているのに等しいわけです。

武器禁輸といっている人たちは自分たちが何を言っているのか自覚がないでしょう。それが趣味の平和運動家ならまだしも、職業政治家や公党、新聞やテレビなどのメディアもそれに疑問を挟まないのは集団洗脳のループです。

それに軍隊で必要なのは「火の出るおもちゃ」だけじゃありせん。日本が例外的に「救難」「輸送」「警戒」「監視」「掃海」に関しても軍事的な脅威にならないとおもっているのは軍事的な白痴であることを告白しているようなものです。例えば米軍が地球の裏側で何個師団も展開して戦争できるのは他国に比較して圧倒的な輸送力、兵站力をもっているからです。敵の攻撃を察知して、味方の戦闘を有利にはこぶなら、警戒・監視の装備は必要です。味方の海軍の活動を有利にするためには掃海能力は必要不可欠です。

であれば、仮に我が国がAWACSを開発した場合「警戒」「監視」用だから、輸出もOKなのでしょう。ところがこういうアセットは小銃やロケットランチャーよりはるかに選曲を左右する代物です。
反面、汎用品だからと世界でソニーが独占的に供給している、センサーポッドやミサイルのシーカーとして使用されている光学・電子センサーは世界の紛争や戦争で「大活躍」ですが全くお咎めなく輸出されています。これに政治家は異を唱えない。馬鹿なんですか?

直接的に敵の設備を破壊したり、人員を殺害する装備は「非平和的」だから輸出できないというのは国際外交の場の公然オナニーでしなく、気持ちが悪いです。オナニーは自宅でこっそりやるものです。

こういう頭の悪いことを政治が真面目に議論しているとうことは、我が国の政治が軍事的には白痴、情弱であると公言しているに等しく、抑止力を大きく減損させています。
結論的にいえばいわゆるホワイト国には輸出を許可すべきです。
それでも殆売れません。こういう情弱議論をしている政治家やハト派にしてもタカ派にしても武器輸出を解禁すれば高性能な我が国の兵器は世界を席巻すると思い込んでいることです。それこそ中二病の妄想です。

低性能で使い勝手がわるく、品質も低く、値段だけは数倍から一桁高いクズをだれが買いますか。おとといきやがれ、のレベルです。
それでも市場で揉まれれば、嫌でも現実に向き合わないといけなくなります。そうすれ政治も、防衛省も経産省ももっとまともな防衛政策を取れるようになるでしょう。

まあ、それでも「火の出るおもちゃ」が嫌いというのであれば、輸入も製造も禁止して、自衛隊を解体すべきです。
それが言行一致というものです。

防衛装備品の輸出ルール見直し 自公実務者協議 今月23日再開へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230812/k10014160671000.html

>防衛装備品の輸出ルールの見直しをめぐり、自民・公明両党は、実務者による協議を今月23日にも再開することにしています。

>現在のルールでは、安全保障面で協力関係のある国に対する輸出の対象を「救難」「輸送」「警戒」「監視」「掃海」という5つの類型に限定していて、これが実質的に殺傷能力のある装備品の輸出を認めない根拠となっています。

>これをめぐっては、これまでの協議で自民党は「撤廃」を主張、公明党は「必要に応じて追加にとどめるべき」と主張し、最も隔たりが大きい点となっています。

>再開する協議では、政府としての考え方も示される予定で、殺傷能力のある装備品の輸出をどこまで認めるかについて、両党の間で一致点を見いだせるかが焦点となります。

■本日の市ケ谷の噂■
陸幕は安全性が確認されていないとして89式小銃にはフラッシュライト以外の装備、即ち「可視・不可視レーザー照準視システム、89式小銃用取り付けレール、バトルライフルスコープ(ダットサイト)、前方握把、サプレッサーを射撃訓練で使用するな、射撃以外の訓練ではOKとトンチキなお触れを出し、現場部隊からは怒りを通り越して、失笑が漏れている、との噂。

ここから先は

0字

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?