いやもう、防衛装備庁とか解体して、韓国様に防衛装備供給をお願いした方がいいでしょう。


防衛装備自体もう日本は韓国に太刀打ちできないでしょう。政府、防衛省、自衛隊の当事者意識も能力もありません。

四半世紀前までは他国の装備の劣化コピーとか、パチもん臭が漂うような代物ばかりで、劣化版先進国装備でしかなかったわけです。性能も品質も大したことはなかった。
だけど、官民一体で世界の軍事市場で儲けるんだという強い意志を持って、市場で戦っているうちに性能、品質、マーケティング能力がぐんぐん向上していったわけです。
それはトルコ、シンガポール、UAEなども同じです。

井の中の日本人、大海を知らず、です。
クズを何倍も高い値段で作らせて、悦に入ってる日本人が敵うわけがないでしょう。

世界を見ずに仲間内で俺たちサイコー!と褒めあっているだけですから、現実を見ようともしません。だから政治家も含めて自分たちが世界の先端装備を開発できると信じている。
信じている振りしているならまだ救いがあるんですが。

いっそのこと韓国に装備を丸投げして、調達してはどうでしょう。我が国企業は下請けとして使ってもらう。
ほぼ装備を韓国と統一すれば日韓だけで市場は相応の規模になります。韓国製装備が市場で売れれば我が国にも
おこぼれがあります。


韓国の装甲車がドイツ押さえた…「ハンファ、オーストラリアと24億豪ドル規模の契約締結」
https://s.japanese.joins.com/JArticle/307083?sectcode=220&servcode=200

>ハンファがドイツの防衛産業企業ラインメタルを押さえオーストラリア政府と2兆ウォン規模の装甲車供給契約を獲得することになったと現地紙オーストラリアンが26日に報道した。
>歩兵戦闘装甲車「レッドバック」129台の契約を締結する意向を伝えた。

>契約を約24億オーストラリアドル(約2295億円)規模とし、ラインメタルの入札価格は低かったが性能面でハンファのレッドバック装甲車がラインメタルの「リンクス」装甲車より良かったと供給契約の背景を伝えた。

恐らくラインメタルのリンクスはドイツ装甲車の常として重すぎて、あこれときっちりと作り過ぎたいたのではないでしょうか。これは「選ぶなら、重たいものを選べ」というドイツ人の気質と文化にも関わってくる問題です。

かつて日本の家電が不要なものを詰め込んで値段を上げていたのに対して、韓国や中国が必要にして十分で値段を安くした製品を提供して日本製品を駆逐したのと同じ傾向ではないでしょうか。
先進国では今や装甲車の過剰品質=価格高騰が問題化しています。

それから英米では事実上まともな装甲車輌が作れません。米軍の次期装軌歩兵戦闘車やブラッドレーの改修、英軍のウォーリアの近代化、エイジャックスの迷走と、開発費の高騰が象徴する問題があります。

それは短期利益を追求するために、メーカーに経験豊富な熟練工や、設計者がいなくなっている。このためシステム統合に関しては知見を持った人間がいない。全部クビにして、人件費をさげた。それによってバランスシートはきれいになったが、技術力は大幅に低下してしまった。

だからすり合わせて失敗してコストがどんどん上がっていく。
英軍があれこれ理屈を付けてウォーリアの近代化やエイジャックスやるより、エイジャックスの元のASCRDあるいは、BAEのCV90をそのまま採用すれば開発費用もコストもかなり低減できたはずです。それをやらずに夢物語を追った結果が今の惨状です。

対して韓国、トルコ、UAE、シンガポール、あるいはフィンランド、フランスなどはそこまで資本の論理が強くないのでまともな製品が作れている。
今後先進国では装甲車輌は作れなくなるかもしれません。作っても国際的な競争力が無くなる可能性があります。

>ラインメタルはすでにブリスベンで別の装甲車「ボクサー」を生産しており、今回の事業でも有利だとの見通しが多かった。特にオーストラリアは最近ドイツ政府とブリスベンで生産されるボクサー100台をドイツに逆輸出する契約を結んでいる。
>しかしオーストラリア政府がハンファを選択し、ラインメタルのブリスベン工場は2026年には閉鎖される可能性が大きくなり、オーストラリアの装甲車逆輸出計画もやはり中止になる可能性があると同紙は分析した。
>ハンファディフェンスの親会社であるハンファエアロスペースは2021年12月にオーストラリアとK9自走砲の輸出契約を結んだ。また、オーストラリアのアバロン空港内の最先端装甲車生産施設(H-ACE)も作っている。

この辺の判断には政治的な判断や大人の事情もありそうですが、兵站の面から言えばK9とレッドバックはかなり共通性があり兵站でかなり有利という点もあったでしょう。

加えて申せばリンクス、レッドバックともにゴム製履帯を使用しています。これは重量や兵站の面で有利です。
対して自衛隊の装甲車輌はゴム製履帯をレトロフィットするわけでもありません。これはカナダのソーシー社のものを買えば済む話です。まあそれをやると履帯作っている重工と下請けが食えなくなるからでしょう。重工でもゴム製履帯は開発していますが、これは多分採用されないであろう、水陸両用戦闘車用です。既存車両につかおうという発想がありません。
装甲車輌の瞬間消火装置は全部輸入なんですが、こういうことは気にしないようです。
そして装甲車の多くは、クーラーもなく、対ドローン装備も、RWSもありません。これで先進国の軍隊だとおもっているからおめでたい限りです。

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