防衛費を濫費すれば国防が強化できるのか。【君らは中共の第五列か?】


鈴木財務相「防衛省も自己改革と合理化を」予算増額をけん制
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221104/k10013880821000.html

>鈴木財務大臣は、政府・与党で議論が進んでいる防衛力の抜本的な強化に関連して「防衛省自身も自己改革と合理化に取り組むべきだ」として、関係する予算の大幅な増額を求める動きをけん制しました。

>鈴木財務大臣は、4日の閣議のあとの記者会見で「防衛費については規模ありきではなく、新たな国家安全保障戦略などを策定し、これらをもとに予算編成をする中で内容、規模、財源を一体的に検討していく方針だ」と述べました。

>鈴木大臣は「防衛省自身も自己改革と合理化に取り組むこと、国民的な議論を積み上げ、理解と納得を得ることが大変重要だ」と述べ、関連する予算の大幅な増額を求める動きをけん制しました。

>「防衛費は恒常的に必要な経費であり、歳出歳入の両面から検討を進め、安定財源を確保することが重要だ」と述べ、国債の発行に頼ることなくなんらかの財源の確保が不可欠だという認識を重ねて示しました。

鈴木大臣はごく当たり前のことを指摘しているだけです。
ですがSNSではこの発言を巡って国賊扱いしたり、借金軍拡何が悪いと開き直っている人たちがいます。それが防衛関連のライターだの政策コンサルタントとかです。

はじめに増額ありきで、防衛費を濫費すれば防衛が強化されるとお考えてです。中国からしれみればこういう人たちは最大の味方でしょう。日本が実効性のない防衛費の無駄遣を続けて費用ばかりかさめば、それは危機的な国家財政を更に危うくする。

そうなれば持続的な防衛費の支出は不可能となります。そうなれば円の価値は落ちて、たとえば1ドル500円とかになるかもしれない。また戦時の国債発行で外貨で兵器やエネルギーを買うこともできなくなるでしょう。

あるいはソ連同様に国家が崩壊するかも知れない。中国は戦争するまでなく、我が国が自滅してくれます。これが中国にとって一番ローリスク、ローコストです。「経済敗戦」した日本を買い叩けばいいだけです。

もう何度もご案内ですが、防衛省は他国の何倍も高いコストで装備を調達したり、維持費を払い続けています。本来必要な予算に金が回らないのは当たり前の話です。

更に申せば軍拡大好きな人たちは自衛隊を縛る法の改正や電波割当など、戦時の自衛隊を縛る法律や規制の緩和について無関心です。これらは予算を増やさなくてもできるのですが、その必要を感じていない。

ひたすら防衛費を増やして、無駄遣いをしなければならない、という人たちこそ、国防の敵です。これが悪意があってやっているならばまだしも、悪意がなく信じている人たちが多いのでしょう。
地獄への道は善意という敷石で舗装されている、とはよく言ったものです。

■本日の市ヶ谷の噂■
ソナーなど自衛隊の音響装備を担当する沖電気には関連の博士号を持った社員がひとりもいない、との噂。


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