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#絵本

絵本『ひとつの火』 できました!

第3回安城市新美南吉絵本大賞受賞作品の『ひとつの火』が、やっと10月に発売されました。それから1ヶ月ぐらい、やっと気持ちが落ち着いてきました。とにかく良い経験させていただいたなぁと感謝感謝です。 昨年12月に大賞受賞をお知らせいただいてから、すぐに編集の松田素子さんとお会いして作品について色々と意見交換をしました。原画を見ながら私がどう考えて描いたのか話したり、物語をより深く理解していくヒントをいくつも下さったり、構図のこと、ノドのこと、細かく打ち合わせしました。私にとって

第3回新美南吉絵本大賞いただきました

新美南吉さんの作品を絵本作品にして応募する新美南吉絵本大賞で、大賞をいただきました。何かで一番をいただくことが人生初なので、とても嬉しいです。 制作していた去年は、ムスメちゃんが不登校でほとんど家にいて、結構不安定で、家族も大変で、そんな中で夫が時間を作ってくれて、なんとか描きあげた作品でした。 描いた物語は、「ひとつの火」 このコンペティションの為に読んだ課題文で、はじめて出会った物語でした。 という文章で始まるこのお話は、 まだ小さい「わたし」が初めて擦ったマッ

画家+イラストレーター+マトリョーシカ作家+絵本作家 =絵描き

私は絵を描く人だ。 と、小さい頃から、それは決定事項として自分の中にありました。 絵を描くこと、うん十年。 あれこれやっています。気が多いのが欠点かもしれませんが、とりあえずそれで生きてきました。でも人生も折り返してしばらく経つし、表現することにもっともっと真摯に向き合いたいと思っているこの頃です。 表現としての「絵」は、自分の中に潜って行く感じです。もしくは、私を通してするっと出てくるもの。個人的な感情の揺らぎから生まれる作品も、あれこれ事情を取り除いた後の純粋な部分は