kiyo / 蒼井どんぐり

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kiyo / 蒼井どんぐり

Interactive Enginner / AR Developer ものづくりユニット「カタコト」(https://katakoto.tokyo/ ) 映画と「面白い」体験が好きなインタラクティブエンジニア。 筆名「蒼井どんぐり」として小説を書いたりもしています。

最近の記事

【短編小説】 私を羽織る

【本文】  眩しい。玄関の扉を開けてまず脳裏に浮かぶ。っと、こんな感覚なのか。  玄関前には緑の葉が地面に散らばっていた。記憶だと枯れた茶色い葉だった気がする。葉が風に揺られ、転がり、アパートの隅にパラパラと広がっていく。風景の一つ一つがはっきりと目に入る。きっと、いつもより頭の中がスッキリしているせいだろう。まるで自分の一部が幽霊のように抜け出て、後ろからついてくる感覚。それでも心地よい。  その感覚を纏って、アパートを後にする。    なるべくいつも通る道を選んで歩いた。

    • 2023年 作ったモノたち (AR、AI、アトラクション、小説、etc)

      Interactive / AR Engineerのkiyoです。 去年に続き、自分の備忘録として本業やプライベートで作ってきたものをまとめてみます。 ▷ 本業本業は例年と変わらず、アトラクションエンジニアとして何でも屋みたいな仕事がメインでやっていました。 今年は自分が企画からプロジェクトの主導までやったり、責任を持つ範囲を意図的に広げてコミットしたプロダクトが多くなりました。そのため結果的には作ったものとしては本業が多めの印象。 以下、主に公表可能なプロジェクトです。

      • 2022年 作ったモノたち (AR、アトラクション、小説、etc)

        Interactive / AR Engineerのkiyoです。 普段はTwitterのモーメント等で制作物をまとめていたんですが、モーメントが使えなくなったのでこちらにまとめます。 自分の備忘録がメインですが、AR制作で知ってくれている人から「普段は何やってるんですか?」と質問されることも多かったので、今年は本業で作ったものとかもまとめます。 ▷ 本業本業は変わらず、何でも屋みたいな仕事がメインでやってました。 主にローンチできた案件です。 カンドゥー イマーシブフ

        • ARコンテンツを自然に体験させる 「見立て」 の技術

          この記事はAR Advent Calendar 2018 17日目の記事です。 目次 ▪️はじめに ▪️ARコンテンツの「不自然さ」 ▪️テクノロジーを「見立てる」 ▪️ARコンテンツにおける「見立て」の技術 ▪️さいごに ▪️はじめに初記事なので、自己紹介から。 初めまして、kiyossyと申します。 大手広告制作会社で主にアプリケーションやARなどの新しい技術を使ったコンテンツの開発をしています。 主に作ってきたものはこちら ▪️ARコンテンツの「不自然さ」ところ

        【短編小説】 私を羽織る