Trovatoreさんの質問への回答 複数犯の犯行とすると、山上の狙撃に合わせ、同時に、他の狙撃犯が、狙えるかと言えば、いくらプロが消音銃を利用しても、完全に、証拠隠滅を謀ることも不可能であり、プロならば、標準器付消音ライフル銃か、銃身が長い標準器付消音銃を利用するはずであり、実際に、安倍さんの体内から取り出された弾丸(致命傷)は、プロが利用するような弾丸ではなく、小さな金属球であり、山上の手製銃の弾丸と一致していますから、矛盾があるにしろ、複数狙撃犯説は、成立しないと思います

2023年5月22日 13:00
Trovatoreさんからの質問
物理学者・理学博士の高田純博士によると、安倍元総理銃撃犯が山上であることは、多種多様な観点から物理学的に不可能と分析していますが、同じ物理学者・理学博士の桜井先生は、どのような分析でしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=KuUX7uSmIcM

回答
これまで、この問題については、回答しています(note本欄バックナンバー参照)。
再度、吟味しますが、安倍さんは、直接、地上に立って演説していたわけではなく、どの演説者も、目立つように、30 cmくらい高い台に乗りますが、そうすると、山上が構えた手製銃(仁丹状の弾の散弾銃ではなく、もっと大きな金属玉(直径9 mm)が、同時に、数個も発射可能)の高さと、狙う背の高い安倍さんの心臓部の高さには、少なくとも150 cmくらいの差あり、そのため、山上は、いくぶん銃口を上に構えるはずであり、一発目の爆発音(銃声)で驚き振り向いた安倍さんには、二発目により、胸部辺りを下から上に抜ける弾丸跡ができるはずですが、実際には、そうなっておらず、首や肩の辺りから入った弾丸が、少なくとも、水平方向ないし上から下へ向いており、説明し難いほど不自然さが存在するため、山上の単独犯行でないと言う仮説が生じるのでしょう。
(上記URLの主張を要約すれば、①山上の銃が点火された時、反発力がなく、本当に弾丸が発射されたのか、②安倍さんに当たった銃弾の角度がおかしい、③数個の弾丸散弾銃ならば、安倍さんのみでなく、周囲の人にも当たるはず、と言うものですが、私もおかしいと思えるのは、②のみです。)
複数犯の犯行とすると、山上の狙撃に合わせ、同時に、他の狙撃犯が、狙えるかと言えば、いくらプロが消音銃を利用しても、完全に、証拠隠滅を謀ることも不可能であり、プロならば、標準器付消音ライフル銃か、銃身が長い標準器付消音銃を利用するはずであり、実際に、安倍さんの体内から取り出された弾丸(致命傷)は、プロが利用するような弾丸ではなく、小さな金属球であり、山上の手製銃の弾丸と一致していますから、矛盾があるにしろ、複数狙撃犯説は、成立しないと思います。
なお、山上が、設計・製造した銃は、素人細工で、非常に危険であり(専門知識を基に構造設計しないと鉄の円筒が破裂して本人が死亡)、構造は、直径数cmのシングルエンドの鉄の円筒に、火薬と鉄球数個を均質混合した、最も初歩的な構造であり、命中精度が低く、欠点をできるだけ補うように、数個の鉄球を混ぜ、どれかひとつでも命中すれば、良しとした程度のまがい物です。
多少、理工学的な専門知識があれば、米国で、観光客相手の射撃体験があり(35年前の体験ですが、リボルバー銃を使い、100 $で、10-20発)、そこで、数十発、試射し、衝撃など、手の感触を体験し、米国から持ち込むか、日本で入手するか、さらに、山中で、射撃訓練をするはずです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?