研究ノート 原発の寿命延長の的確な判断のために必要な歴史的文献や日米寿命延長制度的比較や寿命延長の論点についての考察、あえて、世の中の無知を正す

はじめに

日本の原発の寿命延長の議論は、欧米から四半世紀も遅れており、世界のラストランナーであり、特に、軽水炉技術を生み出した米国では、既存の大部分の軽水炉が、設計寿命40年間に加え、20年間の寿命延長申請の認可がなされ(40+20=60年間の運転期間)、その程度ではなく、さらに、20年間の寿命延長申請の認可(40+20+20=80年間の運転期間)が、PWR 1基とBWR 1基になされ、同様の例が、今後、次々と、出てくるだろう。
以下、寿命延長にかかわる日米の考え方の差異について、考察します。

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