研究ノート Trovatoreさんからの質問への回答 安全審査における安全の証明は、最適評価ではなく、保守的評価であり、具体的には、考えられるすべてに対して証明するのではなく、実際に、工学的に起こりえないほど厳しい事象を少なくともふたつ想定し、その想定事故に対し、安全が証明できれば良いので、具体的に、配管破断時における冷却性能評価、燃料貯蔵施設の未臨界評価を例に、通産省管轄原子力安全解析所に在職中(1984-88)、原発の安全審査のための計算をした時の経験を示します

2023年4月2日 12:50
Trovatoreさんからの質問
原発は、ものすごいたくさんの燃料体で構成されていて、1年に1回は入れ替えると聞きましたが、膨大な数のパターンの配置から最適なものを選んでいるのでしょうか。安全審査の段階でこれらすべての安全性を確認しているのでしょうか。

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