安倍元首相狙撃事件の考察 一発目(6個の球弾)は、安倍元首相や周囲の人達に当たらず、周囲の施設の上部壁に、二箇所、弾跡あり(世の中の空砲説の否定)、二発目(6個の球弾)は、2個の球弾が安倍元首相に当たり(なぜ周囲の人達に当たらなかったのか不確実性あり)、そのうちのひとつが致命傷となり(安倍元首相と山上容疑者の位置関係からすると安倍元首相の体内への入射角度に不確実性あり)、計12個の球弾のうち、7個は推定でき、5個が不明、「警備ミス論」と「山上単独犯論」で説明可能

私の「犯罪心理学」からすれば、安倍晋三元首相狙撃犯とされている山上徹也容疑者(高卒、犯行当時42歳)の事件の経緯は、
・事件前までは、不運な側面もあったものの、曲がりなりにも、真面目な人生を送っていた、
・家族思いであり、家族を捨てられなかったため、家族のわだかまりを私憤として犯行に及んだ(最大の選択の誤りであり、最良の選択は、家族を捨てて、自立すること)、
・webで火薬と銃の知識とノウハウをえて(理工学的専門知識のない素人的発想で危険)、
・銃の試作と試射を行い(理工学的知識からかけ離れた未熟で、暴発の危険性が高く、それでも、憎む関係施設に向け、数m離れて試射し、6個の球弾が半径約50 cm範囲に入ることを確認)、
・当日、犯行に及ぶ(地形的・警備的な盲点、すなわち、演説区域の背後の道路は、通行できる状態にあり、山上容疑者が道路に入り込む直前、自転車と小さな手押し車が通過、警備ミス)、
・一発目(6個の球弾)は、狙いが定まらず、銃身を上向きにして発射、安倍元首相や周囲の人達に当たらず、周囲の施設の上部壁に二箇所、弾跡あり(リアルタイムの連続映像で確認可能、世の中の空砲説の否定)、
・二発目(6個の球弾)は、2個の球弾が安倍元首相に当たり(なぜ周囲の人達に当たらなかったのか不確実性あり)、そのうちのひとつが致命傷となり(安倍元首相と山上容疑者の位置関係からすると安倍元首相の体内への入射角度に不確実性あり)、
・計12個の球弾のうち、近くの選挙カーに2個の弾跡、遠くの建物の壁に3個の弾跡、よって、12個のうち7個は、推定できるものの、5個が不明
救命医療をした奈良県立医大医師と奈良県警の致命傷の箇所の有無に不確実性あり
と整理でき、明確に断言できない事項もあるものの、見当がつかないほど厄介な事件ではないと思われます。
映像と資料の分析からすれば、第三者狙撃説は、成立しません。
総合的に判断すれば、私の結論は、青山繁晴さん(自民党参議院議員)の「警備ミス論」と「山上狙撃論」(不確実性があるものの説明できないほどの隔たりはない)に近く、真実は、裁判で明らかになるものと思います。


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