『文藝春秋』(2024.3)には、柳田邦男さん(ノンフィクション作家、87歳)の「JAL乗務員 緊迫の証言」(前編)が掲載されており(生還できた要因分析)、オリジナリティは、乗客ふたりに対し、聞き取り調査、誰ひとり犠牲者が出なかったことは、機長や乗務員の能力や過去の訓練内容だけでなく、成功の半分の要因は、乗客が、冷静で、われ先にではなく、脱出口に向かったことであり、乗客が撮影した複数の映像からすると、危機的状況の中、冷静に行動したことに対し、私は、乗客の対応が成功の支配要因であったように思う


『文藝春秋』2024.3特別号

『文藝春秋』(2024.3特別号)には、柳田邦男さん(ノンフィクション作家、87歳)のエッセー「JAL乗務員 緊迫の証言」(前編 生還できた要因分析)が掲載されており、オリジナリティは、乗客のふたり(金子洋之さんと中西直樹さん)に、聞き取り調査を実施したことで、これまでの報道内容の総合的まとめと考察、機長の最期の室内確認と退機の過程がすばらしく、出来事には、偶然と必然が働き、誰ひとり犠牲者が出なかったことは、機長や乗務員の能力や過去の訓練内容だけでは、説明しきれず、全員が脱出できた半分の要因は、乗客が、冷静であり、パニックにならず、われ先にではなく、順番どおりに、脱出口に向かったことであり、乗客が撮影した複数の映像から判断すると、危機的状況にもかかわらず、冷静に行動したことに対し、私は、むしろ、乗客の対応が成功の源であったように思う。
柳田さんは、田原総一朗さんと同世代だったとは、意外でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?