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桜井淳現代論集 4 原発炉心損傷事故発生確率論

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世界の原発の事故・故障や炉心損傷事故発生確率など原発安全論の論文。1
日本の原発の炉心損傷事故発生確率の最新の情報を示します。
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2024年2月の記事一覧

研究ノート 物事を比較する場合、比較可能な同じ条件でなければならず、異なる条件の物を比較してはならず、具体的に言えば、原発の確率論的リスク評価(PRA)にける年間平均炉心損傷事故発生確率は、SA対策の有無、内部事象か外部事象か、停止中か運転中か、特に、SA対策の有無により、場合によっては、一桁異なり、要注意

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研究ノート 私は、地震PRAに拠る年間平均炉心損傷確率について、東海第二に、直接問い合わせてみました

地震PRAに拠る年間平均炉心損傷確率

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研究ノート 私は、原子力規制委員会が、なぜ、東北電力の女川原発2号機に合格証を出しのか、理解できず、IAEAが、定めた年間平均炉心損傷事故発生確率の国際基準10Λ-4に基づくのであれば、10Λ-4には、根拠はなく、あえて、根拠を挙げれば、10Λ-4にしないと、ロシアの原発を救済できないため、国際間のバランスを保つためであり、先進国は、10Λ-4よりも、はるかに小さな値が義務づけられたはず、原子力規制委員会と東北電力と宮城県知事と地元自治体首長は、10Λ-4の意味を本当に理解できているのか、問題提起したい

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研究ノート 女川2と東海第二と浜岡3 & 4の地震PRAの炉心損傷確率の考察

原電は、東海第二に対し、九電力と異なる方式で安全審査に合格、24時間突貫工事で、特重施設まで建設中で、予定よりも2年遅れの今秋完成予定で、

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AIに、「原発のDBA対策とSA対策とは何ですか」「原発のDBA対策とSA対策の差は何ですか」と質問 原発の安全対策には、設計基準事故(DBA: Design Basis Accident)対策と重大事故(SA: Severe Accident)対策があり、これらは異なる事象を想定、異なる対策を講じ、確率論的リスク評価(PRA)レベル1 では、両者の年間平均炉心損傷確率の差は、小さく、SA対策は、PRAレベル2(ソースターム、放出核種と放射能量)とレベル3(災害評価)に影響

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1990年代半ば頃の世界の軽水炉の年間炉心損傷事故発生確率の値は、確率論的リスク評価手法の修得のレベルにあり、数値の意味よりも、数値が出せることに意味があり、日本では、原子力機関(原研や安解所)で、試計算がなされていたのは、1980年代後半から2007年(原子力基盤機構が地震起因の試計算)までで、安全審査に本格的に採用されたのは、2012年以降の新規制基準適合安全審査から、・・・1980年代後半の米国の現状をNUREG-1150(1990)より読み解く

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研究ノート 地震起因の年間平均炉心損傷事故発生確率の評価が本格化したのは、原子力規制委員会が実施した2012年以降の新規制基準適合安全審査からであり、審査の過程で、初めて、確率値が示され、地震地帯のどの原発でも、ファクター×10Λ-5と厳しい値であり、四捨五入したならば、10Λ-4となり、全体の確率は、内部事象(機器故障など)+外部事象(地震など)=10Λ-4となり、ロシアの原発並みに良くない値になり、新規制基準は、意図に反し、世界一優秀な原発ではなく、世界一良くない原発の証明手段

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研究ノート 日本の原発の年間平均炉心損傷事故発生確率は、福島事故後(日本で新規制基準適合審査後)、外部事象(主に地震、日本以外は外部事象の影響が少ない)を考慮すれば、世界最低のロシア並みの10Λ-4となります

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