マガジンのカバー画像

桜井淳現代論集 1 浜岡原発論

93
中部電力の浜岡原発にかかわる論文。1
産業事故や安全論では誰よりも優れていると自負しています。
¥300
運営しているクリエイター

#基準地震動

基準地震動の定義は、地下において、上の土を取り除いた状態の解放基盤面の地震加速度応答スペクトルのことであり、良く示される値は、振動周期0.02秒の値、原発の実際の基準地震動は、原子炉建屋地下二階床面で定義され、解放基盤面と同じ値の場合もあれば、大幅に異なる場合もあり、その差異は、地震波が伝播する地質構造に起因、浜岡と東海第二と柏崎刈羽の具体例を挙げれば

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

原発の基準地震動と基準津波高、具体的には、浜岡原発と東海第二原発の基準地震動と基準津波高を対象に、世の中に知られていないことについて、静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員としての知識と経験を基に考察、浜岡原発のB2床面の基準地震動は、1200 gal.、東海第二原発は、地中減衰が大きく、解放基準面1009 gal.の約半分の486 gal.、原発の耐震評価では、原子炉建屋一階上がると地震動が20 %増、四階で二倍、屋上で四倍の地震動

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

オリジナル研究ノート 私の「原子炉格納容器耐震」論

はじめに

有料
100