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経済学 書籍集

●マンキュー 入門経済学
某大学院の講義のテキストとして採用されていたため購読。経済学部の一年生が読むレベルであるため、非常にわかりやすい。ミクロとマクロを抜粋して、一冊にした本。

翻訳であるにもかかわらず、日本語が非常に読みやすい。これは海外の書籍を読むときに重要な要素。
「一般人はAのように考えるかもしれないが、経済学の知見を身に着けた人はBと考える」という論点を多く出してくる。目ウロコである。

●マンキュー マクロ経済学入門編
これも大学院で採用されていたため購読。上記『入門経済学』が面白かったので、期待して読み始めたが、期待通りに面白い。
グラフが多いが、グラフの下に解説が書いてあり、本文と合わせて読むと理解が深まる。簡単なことだが、このグラフの下の解説がありがたかった。
アメリカのデータが多く出てくるが、その隣に日本のデータも書いてあるのがうれしい。

●マンキュー マクロ経済学応用編
長くビジネスマンとして金融政策ウオッチャーであったが、その頭の欠けている部分にサクサク知識が入っている感じがして快適だった。
経済史を専門とするのだが、マクロ経済学の理論も背景にした研究をしてみたいと思った。

●ミクロ経済学の力
といいながら、しっかり経済理論も勉強したいと思っており、世評の高いこの書籍を再読した。
政府が余計な規制をすると社会全体の効用が悪化するよ、ということを丁寧に教えてくれる。こういうことを理解したうえで、毎日を生きて行く人間になりたい。

●ライブ経済史入門
経済学と歴史学を融合した書籍。マクロやミクロといった経済理論の学習で得た知見で歴史を見ることができる。
こんな授業をしてみたい。

●コアテキスト経済史
日本経済史の先生と話しているときに、ここで書いてある中世商人の懲罰システムを通じて商取引を担保する方法について話題になった。
この本を読んでいて、議論についていくことができた。

●経済史
この本の表紙をFBにアップしていたところ、さる友人と会ったとき、「俺も読んだよ!」と言われてうれしかった。
友人の新しい面を見た気がした。先方もそう思ってくれたと思う。

●経済史・経営史研究

●経済成長の起源
最近出版された書籍。先日、日経新聞の書評にも上がっていた。
経済成長する要因について、多くの経済学者の主張を紹介している。
啓蒙思想が、産業革命の要因の一つであったという観点には感銘を受けた。

●近代世界システムⅡ
これは難しい書籍。挫折しそうになったが、海外出張に敢えて持参して、飛行機とホテルの中で読みふけった。

●国家はなぜ衰退するのか
同じ民族・気候・資源でありながら、発展する地域と衰退する地域がある。その比較をして、何が違うのかを説いた書籍。アフリカや南米など、世界経済の中心地ではない場所も取り上げているため、意外な発見が多かった。
この著者が、今の日本の現状をどう見ているのか、聞いてみたい。

●国家の債務を擁護する
日本国の債務問題は、私の興味関心の一つである。公的債務を歴史で紐解いた書。タイトルは『擁護する』となっているが、別に擁護されているわけではない。
こういう研究をしてみたいと思わせる書籍。

●経済学で出る数学
経済学を勉強するときにカベになるのが数学。微分やベクトルや対数を見て挫折する人も多いと思う。
私自身は数学は得意な部類なのだが、高校どまりであるし、当然忘れているので、この書籍で勉強。経済数学に抵抗がなくなれば、もっと読める本が増えるはず。

●西洋経済史、グローバル経済史、エレメンタル欧米経済史
経済史の授業のテキストになっていることが多いので、これらの書籍を読んだ。まずこういったテキストを読むことで、全般的な流れを頭に入れることが必要である。


『人の生涯は、ときに小説に似ている。主題がある。』(竜馬がゆく) 私の人生の主題は、自分の能力を世に問い、評価してもらって社会に貢献することです。 本noteは自分の考えをより多くの人に知ってもらうために書いています。 少しでも皆様のご参考になれば幸いです。