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生活保護者に対する考え方 #戸建教習所

私は戸建以外にアパートの賃貸事業も行っています。
近年は保証会社の強化等もあり、障害者や外国籍、高齢者などに対する大家さんの考え方は変わってきました。
が、生活保護者に対しては基本大歓迎です。
なぜなら、安定しているからです。

未経験者にとっては「家賃をしっかり払ってくれるの?」という心配があるかと思います。
が、実は、市役所から直接振り込んでもらえるように、手配することができる場合があります。
自治体やエリアによってシステムが違うかと思いますが、
役所に実際に出向くと、担当者と会うことができます。
(ここがポイントです。人からの情報ではなく、実際に自分で動かなければ見い出せないノウハウが存在します。)

私は一番最初はアポなしで行ってしまったので担当者には会えませんでした。
2回目は事前に要件を告げ、会いに行きました。

「家賃を市役所から直接こちらに振り込んで欲しい」と言ったところ、「生活保護者(入居者)の承諾が必要。」と。
そして、書面による同意が必要です。
そうなると、役所に入居者が一度会いに行かなければなりません。が、生活保護者は定期的に役所のケースワーカーと呼ばれる担当者と面談があるので、大家側からするとそれは手間になりません。

そして、何よりも、“直接振込”でメリットは多く、デメリットはお互いにありません。

1.振込手数料が無料になる点

入居者は既に貧困で転職先を常に探していることが多いです。振込手数料など少額の金銭も節約したいと考えます。

2.入居者の手間が少ない
家賃の入金が無ければ大家から電話が飛んできます。それでも出ない場合、緊急連絡先(親御さんや職場)に電話が行ってしまいます。
それを避けたいなら最初から市役所に振り込んでもらう方が入居者自身も楽です。

3.役所の手間が少ない

生活保護者それぞれには役所の担当者がついてます。その生活保護者がどんな属性なのか、性格なのかを詳しく知っています。
大家から連絡があると、「普段からその人、電話も折り返さないんですよね~」とか教えてくれます。
家賃の入金がないというだけで、大家から毎月電話があると、役所してもとっても手間です。大家としては、賃貸借契約の当事者は入居者ではあるものの、役所は大家から連絡があった場合、調査する義務があるのです。例えば、室内で事故に遭っている可能性もありますから、現地に出向き、インターフォンを押すなど、様子見をする仕事があります。こんな手間を食うくらいなら、役所側でもシステム化してしまって、家賃は直接振込にした方が断然楽です。

以上から、ちょっと工数が無駄になっても、一度、役所に行って話をすることで、役所も大家に協力的になってくれます。
市役所や国などを味方につければ、とっても頼もしいです。

今日はこのへんで!(=゚ω゚)ノ

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