【異国合戦(10)】日蓮の「立正安国論」
連載第10回。
夏休みがあって少し更新期間が空きました。
失礼しました。
前回記事は下記よりお読みください。
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日蓮による「立正安国論」上呈 前回触れた通り、康元元年(1256)に幕府の執権は北条時頼から赤橋長時へと交代したが、幕政の実権は北条宗家の家督(=得宗)である時頼が握り続けた。これは政治的実力において、表向きは一御家人にすぎない北条家の家長の地位が執権という幕府の公職を超越することを意味した。
この事実は当時の