アルコール依存症~見下し、マウントで苦しい人に~する側の心理を知りましょう
kiyopi です。
アルコール依存症に限らず精神疾患を抱える人なら誰でも、見下されてバカにされたりマウントされて苦しんだ結果、症状が悪化した経験のある人は多いと思います。
同じアルコール依存症仲間からされて苦しんでスリップする人もいます。
する側にも人それぞれ違いがあって説明はし切れないので今回は簡単にですが、他人を見下してしまったり、マウントを取る人の心理を一歩深掘りして、そういった人への対応を考える参考にして頂けたらと思います。
理由①自己正当化
精神疾患を抱える人を見下す、何かにつけて否定する、バカにする、悪口を言われる・陰口で吹聴される、という事はよくあります。
そういった人達は、精神疾患という世間的に弱者と言われる人を格下と見下す事で、自分の正常主張や正当化を図るためにそういった行動をします。
理由②嫉妬
精神疾患を抱える人は、たとえ仮面を被り演じていたとしても人に好かれやすかったり、自己犠牲的であったり、努力家であったり、何かしらの個性や能力や実力を持っていたりします。
そこに嫉妬する事で見下しやマウントに走ります。
何故、自己正当化したり嫉妬してしまうのか?
この様な行動をしてしまう人は自己肯定感が低いからです。
自分で自分を認められないために、「自分はこれでいい」とか「これが自分である」と自分を認めたり受け入れる事が出来ない認知が出来上がってしまっているので、他人の評価がないと自分を見出せないために承認欲求が強いのです。
しかし世間というものは大人になればなる程、いちいち他人を細かく評価したり褒めたりを口にしなくなるので、承認欲求が満たされる安心感が得られず自己主張が強くなっているのです。
他人の評価を得るために他人を落とし自己主張するという事は、自分の内側に問題を見出そうという考え方が出来ない認知を抱えてしまっているために強い他責思考でもあります。
ですから、相手をかばう人や評価する人がいるとそれに耐えられなくなり、そういった人にも悪意を持ち敵にしていきます。
根底にあるのは不安と恐怖
自分が満たされない事への恐怖、それが根底にあります。
自己肯定感が低い自分を認識できないまま、歪んだ認知によって歪んだ思いや感情を抱き、人を不快にする行動に出ている、それが人を見下したりバカにしたりマウントを取る人の心理メカニズムです。
人は誰でもそうですが、自分の悪い部分・醜い部分こそ他人から指摘されると認められなかったり怒りが湧いて受け入れられないものです。
自分で見つけるのが最善ですが、何より肝心なのは自分で認めて、自分で受け入れるしかないという事です。
アルコール依存症の世界でも、断酒出来ない人に対する見下しや悪口、自分にはない依存症との向き合い方や考え方、回復法を語る人への否定やマウントは非常に多く見聞きします。
それによって苦しんでスリップして抜け出せなくなる人を見聞きする度に胸が痛みます。
このような人達とどう向き合えばいいのか?
相手にしないのか?
避けるのか?
逃げるのか?
縁を切るのか?
僕としては、相手の心理を細かに分析でき、言われる度にその心理の裏の裏まで指摘できでもしない限り、やり返したり言い返すことは止めるのが良いと思います。
自分で考えて自分なりの答えを出してほしいと思います。
今回は以上です。
参考にして頂けたら幸いです。
あなたの断酒が楽になりますように。
ご家族様の消えない苦しみが少しでも軽くなりますように。
最後まで読んで頂き有難うございました。
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