アルコール依存症~『お酒を飲むのが問題と考える』のか?『どうして飲まずにはいられないのか?』を問題と考えるのか?その違いはとてつもなく大きい

重度アルコール依存症の kiyopi です。

アルコール依存症は現在の国内のアルコール依存症治療プログラムでは、お酒を飲むから問題とされています。
だから、「お酒を飲まなければいい」という対症療法のもと『とにかく断酒する・させる』が目的とされています。

僕からすると、子供でも分かる程 安直でしかないです。

現在、世間には断酒本や禁酒本が多く存在しますし、医師、専門家、アルコール依存症者と様々な人が執筆されていますから、僕も一部読んだことがありますが、僕の読んだものに関しては全て『どれだけ自分がお酒に支配されているか』を書いたものでした。

ですが、お酒は単なる液体です。

摂取しなければ依存症にはなりません。

支配されているわけではありません。
自分が依存しているから、自ら摂取しているんです。

お酒を売る店が、飲食店が、酒造メーカーが、TVCMが、お酒の新商品が、取り締まらない法律が、それを制定しない政治家が・・・悪意を持って、アルコール依存症者を増やすためにやっている、依存症者が増えること分かってて悪意あるからやっている、世界にはお酒の製造も販売も禁止している国もあるのに・・・など言う人ばかりです。

確かに、大企業であればデータもあるでしょうし、把握もしてるでしょう。
でも、その社員や会社は悪でしょうか?
いたとしても、金儲け絶対至上主義で自分良ければ全て良しであるのは上層のごくごく一部だけだとは思いませんか?

もし、あなたの仕事が会社が世間で悪とみなされて、ある日突然法律で禁止されて倒産し、路頭に迷う事になったらどうしますか?

そんなにお酒の製造や販売を禁止する国が良いのなら、何故移住しないのですか?

どれだけ他責で考えるのですか?
「私は悪くない、悪いのは○○だ!」と、どれだけ自分可愛いの責任転嫁するのですか?

何故、自分に依存心がある事を認めないのですか?
どうして自分の依存心に向き合わないのですか?

自分を正当化するために、自分の外に悪者を作り、怒りをぶつければ自分と向き合わないで済みます。
被害者でいる事で、傷つく事から逃げられもします。
でも、悪者にした相手が存在する限り、ストレスは必ず溜まっていきます。
それが更なる憎悪となってストレスとなっていきます。

僕は、世間によくある断酒本や禁酒本の、『お酒による脳の支配、酒造メーカーや販売店の利益にされている』という考えが『完全なる他責思考』なので大嫌いです。
正直、読んでて「自分の思う通りにならないから親を悪者にする保育園児みたいだ」と思います。

販売店に行くのも行かないのも選んだのは自分です。
お酒を買うのも買わないのも自分が選んだ結果です。
飲むのも飲まないのも選んだのは自分です。
全て自分の選択の結果です。

惑わされないでください。
禁酒本や断酒本、又は仕組み仕組みを訴える考え方からアプローチを考える考え方で断酒が続けられるのは単なる飲酒量コントロール障害であるだけの人と、強い他責思考の人だけです。

自分の依存心を知って、認めて、依存心が起こる原因を考えてみて下さい。
それが、あなたにとっての本当の悪であり、本当の問題です。
必ず自分の中にあり、自分の中にしかありません。

重度アルコール依存症は、依存症になるに至った経緯も原因も問題も、人それぞれ違います。
苦しみ辛さの我慢の末に陥ります。
精神疾患の副症状です。
お酒を飲むから問題じゃありません。
お酒を飲まずにはいられない依存心が湧いてしまうのが問題なんです。

どうか、自分で自分をよく考えて下さい。
自分が何に苦しみ悩んでいるのか?その一つ一つを自覚する事から始めて下さい。
モヤモヤするのなら、何にモヤモヤするのか?その一つ一つを明確化してみて下さい。

書き出し法はとても有効です。
専用のノートを買ってください。
SNSよりもすぐに見返すことが出来て、気付いた事やひらめいた事も追記しやすく、振り返りやすくもあります。

全てには原因があるから結果があります。

自分が楽になった時、そのノートから得た気付きや知識が後続で苦しむ人の助けにもなります。
専門家より専門家になり得ます。
医師や薬より確かなものになります。
心理士よりも心理士にもなり得ます。

だから、どうか何を問題視するのかを間違えないで。



今回は以上です。
参考にして頂けたら幸いです。

あなたの断酒が楽になりますように。
ご家族様の消えない苦しみが少しでも軽くなりますように。

最後まで読んで頂き有難うございました。


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