ググり力
最近、情報との接し方について考えることがたくさんあります。
今さら言うまでもないことですが、現代は、特にスマホをみんなが持つようになってからすさまじい量の情報が溢れていて、僕たちは毎日数え切れない情報に接しながら生活しています。
現代人が1日に得ている情報は、平安時代の人が一生をかけて得る情報量と同じくらいという話も耳にしたことがあります。
浴びるように得ている情報の嵐の中で、自分にとって必要な情報だけをうまくすくい取るのはなかなか大変です。そもそも、その情報が自分にとって大切な情報なのか、あるいはどうでもいい情報なのかという判断はすごく難しいです。
どうでもいいと思っていた情報が、のちにすごく役に立ったり、人とのコミュニケーションに役に立ったりすることは多々あります。
「情報」そのものに良し悪しの評価をつけるのはとても難しいです。
では、自分のためになるような情報とはどんな情報なのでしょうか?
僕は、情報そのものよりも、その情報にどのようにアプローチしたのか、そのアプローチの仕方が大切だと思っています。それは、情報に対する意欲という見方もできるかもしれません。
まず僕は、情報を「入ってきた情報」と「取りにいった情報」とに分けて考えます。
「入ってきた情報」というのは、テレビやネットニュースなどから受動的に流れてくる情報です。
「取りにいった情報」は、その名の通り、自分で取りにいった情報です。
僕は、この自ら「取りにいった情報」の方をより大切にしています。
自分がどれくらい情報を取りに行ったのかは、スマホのgoogle検索履歴がひとつの指標になります。
今日あなたは何を検索しましたか?
1週間でどれくらい自分にとってためになる検索をしましたか?
僕は、このgoogle履歴を定期的にチェックするようにしています。そうすることで、自分がどれくらいアップデートできたかを知るひとつの指標にしています。
もちろん、あくまでこれはひとつの目安に過ぎません。ですが、自分がいかに偏った情報にのみ接しているか、あるいは知らない知識を得ようと努力していたのか、その一端を知ることができます。
会話の中で知らない単語が出てきたときに、一番いいのは、その人に「それ何ですか?」とすぐに聞くことです。知らないことを恥ずかしがらずにどんどん聞くことが何よりも大切です。
状況的にそれが難しい場合は、その場ですぐに検索するか、メモして後で検索することです。
なんとなく知った風な顔をしてやり過ごして、何も調べないままいることはとてももったいないことです。簡単に検索した後も、自分なりにその単語とその周辺もある程度調べることができればベストです。
例えば、今や誰もが知っている単語ですが、「インフルエンサー」という単語をAKBがラジオで歌っているのを耳にしたときに、僕はその意味がわからなかったのでそれをすぐに検索しました。
そして、インフルエンサーが社会に対して影響力を持つ人だという意味を知り、さらにそれがマーケティングでよく使われる言葉であることも知りました。
ここで終わると、少しもったいないです。
それがどんなマーケティングの手法なのか?なぜそのような手法が最近よく使われるのか?など、その単語周りの知識を小一時間かけてじっくり調べることが大切です。
小1時間インフルエンサーのことを調べれば、たぶんあなたは周りの誰よりもインフルエンサーについて知識を得ています。
こんな感じで1日に1時間くらい自分の知らないことを知る時間をつくれれば、1年後にはかなりたくさんの知識をインプットできているはずです。
もちろん、受動的な情報をどこから得るのかもしっかり選別すべきです。ちなみに僕はNews Picksの有料会員と、日経新聞そしてyahooニュースが主な受動的な情報源です。
情報を浴びまくっているせいで、自分はある程度いろんなことを知っている気になっている間に、情報の格差はどんどん進んでいます。知っている人と知らない人の格差は日々広がっています。
自分に合ったやり方で、日々自らをアップデートしていきましょう。
自分への戒めも込めての記事でした。
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