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詩#3 君のうた

君のうたは
君のこえ
わたしと君とをつなぐ
透明な波
ふるえる喉
ふるえる耳
君のからだの響きが
わたしの芯を熱くする

君のうたは
君のこえ
ふれるとあたたかな
血の通ったからだ
怒ればこわいし
酔えばかわいい
リズム打つその手のひらで
わたしにもふれてほしい

いつかきみは消え
君のうたも消える
鳴らないピアノの前で
わたしは泣くだろう
君のうたをさがすだろう

だから 今
君にわかるように伝えなくては
君がすき
君のうたがすき

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