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#生徒指導の本質に迫る! 「高校入試」と「スマホ」

本記事は、入試当日に中3の生徒さんがスマホを持参することについて、私が考えたことを書いております。

エピソード

埼玉県は、1月の下旬に「私立高校の入試中心日」なるものがあります。その中心日の三日間には、単願・併願を問わず多くの私立高校が入試を集中させています。

その三日間の真ん中となる二日目、私は昼過ぎの電車に乗っていました。そこには、ちょうど入試を終えたばかりの中3の生徒さんたちがいました。
彼ら彼女らの半数近くは、手にスマホを持っていました。


入試に❝スマホ持ち込みを禁止❞する中学校

11年間、私は公立中学校で教員をしていました。私自身も、私の同僚も
「入試にスマホは持って行かないこと!」という指導をしていました。
#みなさんの中学校はどうですか

しかし、その指導は本当に適切だったのでしょうか?

  • 試験会場までの道のりを地図アプリで確認することは、いけないことでしょうか?

  • 道に迷ったり、電車やバスの遅延が発生した場合に、生徒が高校に連絡をする手段は❝公衆電話❞でよいのでしょうか?

  • 自分が大学入試や教員採用試験を受けたあの日、『カンニングを疑われないように』とスマホを家に置いて行っただろうか?

答えは、いずれも「NO!」でした。


「生徒の自立」が遠のく過保護な指導

入試における生徒のスマホを持参を、中学校側が”許可する”or”許可しない”と決めること自体が、そもそも変であることに気づきました。

生徒個人がスマホを必要だと判断すれば持参し、試験中は電源を切ってカバンにしまえばいいですよね?

反対に不要だと判断すれば、家に置いていけばいいですよね?

今日、私が出会った生徒さんたちが通う中学校では、どのような指導をされているかはわかりません。しかし、スマホを持参するという判断をしたその意思決定には大きな価値があると思います。

なぜなら、人生は「その本人の自己決定の連続により作られる」と私は考えるからです。(盲目的に、あるいは思考停止の状態で、誰かの指示に従うだけの人生に充実感や豊かさは感じられないでしょう)

皆さんはどのようにお考えになるでしょうか?
ここまで、お読みいただきありがとうございました。

今日の投稿が、皆さんの人生の何かにお役に立ったら嬉しいです。
by kiyomi🍊










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