脱!不毛!アラフィフ『再』婚活日記#194 オバハン vs 詐欺師

そういえば、母が昔やっていた居酒屋の名前が『おばはん』だった。
どういう経緯で店を出したのか、当時高校生だった私は知らなかったし興味もなかったが、狭い田舎町の中での話。どこからか噂は伝わってくる。
離婚して私たち姉弟を無理やり自分の実母の住む400キロも離れた地方へ連れて行った時、母は、
「絶対に水商売はしない。そしてあなたたちを高校卒業までちゃんと育てる」
と決意表明して見せていたが、ずっと専業主婦で、家で内職はしてたけど、結婚してから外で働いていなかった、学歴も社会性もない女が一人で子供育てるって、世の中そんなに甘くないよね。
今みたいに離婚・片親が珍しくない時代じゃなかったし、保障諸々も手厚くなかっただろう。
最初は某有名企業の工場に就職したが、仕事から帰ってきて、泣きながら祖母に何か話している姿を見たことがあり、気付いたら辞めていた。
それから水商売に流れるまでは、それこそ水の流れの如くで、
「あれ?水商売は絶対せんって言うてたのどした?」
と密かに思っていた。
が、食わしてもらっている立場なので何も言えない。
それに私は自分が生きていくことに精一杯だったので、親のことなど考える余裕がなかった。
『おばはん』は知らない間に畳まれていた。
何で辞めたのかは知らないけど、男絡みだと踏んでいる。
母自身も親からの愛情に恵まれずに育ったアダルトチルドレンで、夫選びに失敗し、30代半ばにがんを患って、がん自体は治ったが後に放射線治療の後遺症に苦しみ、再婚した男に借金があることが発覚して、また離婚したがいくらかの負債を背負わされ、最後には子供にも見放されて、独りで病院で死んだ。
本当に気の毒ではあったと思う。
だけど子供の頃からずっと、「母がかわいそうだ」と思わざるを得なかったことで、私も苦しんだ。
幸せそうな親を見たことがない子供ってきついんだぜー
そしてその呪縛は、自分が死ぬまで続く。
私はつくづく、子供を作らなくて良かったと思う。

話がそれたが、台湾人に映画の話をすると、
「来週の日曜日、観に行きませんか?」
と誘われた。
いいですよ、行きましょうと返答すると、
「きよきらさんがよければLINEしませんか?そちらの方が連絡も取りやすいですし、電話もしたいです!」

キタキタキタ笑


本名も分かんねーやつに、LINE教えるかよ!
そして、
「LINEは一度お会いするまで交換していません」
と返してみる。
人によって、
『会う約束をする時』と『一度会うまで』と2パターンあるんだけど、この人は後者。
なぜなら胡散臭いから笑
で、いつも思うんだけど、
LINEの方が連絡取りやすい
って理論、なんなんだろ。
確かに混雑した電車内なんかでアプリを立ち上げるのは、周囲に見られていないか気になるかもだが(私は気にせん)、メッセージ受信の通知をONにしておけば、読むまでの工程数はLINEと同じじゃん。
あ、アプリだと外部リンクが貼れなかったっけか?(貼れたアプリもあったような気がするが)
だけど初回の待ち合わせなんて、日時と場所決められればそれでいいじゃん。独自に調べて提言すればよろし。どっかのサイトを参照する必要もないだろう。
という持論なのだが、どのみちこれが詐欺師だったら撤収していくだろうし、先日のドタキャンブロック野郎の件もあるので、全部マジに受け取るのは馬鹿馬鹿しい。
ガチならアプリ上で話を進めるだろうし、万が一またドタキャンブロックされても、『映画を観る』という大義名分がある笑
観たいんだよねー『胸騒ぎ』
会社の子が観てきたらしく、
「まー胸くそっちゃ胸くそでしたね。きよきらさんも好きだと思いますよ」
と言っていた。
ま、胸くそ系って初対面の人と観る映画か?と問われると「・・・ねぇ苦笑」って感じだろうけど、逆に、「僕も観たいです!」って言われたらうれしいなぁ。
あ、馬鹿馬鹿しいと言いつつ夢見ちゃった!てへ☆

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