ピコーン！ではじまる私とクリープハイプ

わたしとクリープハイプの出会い
～きっかけのピコーン！を添えて～

「サビ前のピコーン！がいいなあ」
「なんか爽やかでキャッチ―だな～」

アネッサの日焼け止めのCMで流れていた曲が気になって、YouTubeで検索しました。

わたしがクリープハイプを知ったのは中学生の頃。
アネッサの日焼け止めのCMソングだった「憂、燦々」という曲です。
それから「寝癖」「左耳」「イノチミジカシコイセヨオトメ」と色々聴いてみて、すごく耳に残るメロディーだなと思ってアルバムを借りました。

けれどしばらくしたら飽きちゃって
日々更新されるヒットチャートに気を取られているうちに、クリープハイプのことを忘れていました。

わたしとクリープハイプの再会

それから数年後、たぶん高校生だったと思う。
今でも、あの気持ちは鮮やかに覚えています。
前よく聞いてたな～、となんとなく見てみた「憂、燦々」のPV。
登場する女の子の虚しさ、歌詞の淋しさに強烈に引き込まれました。

この歌詞の女の子の持ってる空虚感に、すごく心当たりがある。
普段痛いほど感じているけど誰にも言えない、心の溝にこびりついた汚れみないな気持ち。

地味で、ぜんぜんキラキラしてない、卑屈な感情を、わざわざ選んで、曲にしてる。
しかも大手化粧品メーカーとのおしゃれなタイアップで。笑
なんだこれ！だれだこの曲作ったの？！

クリープハイプだ！💡

それから「歌詞」に注目してクリープハイプの曲をたくさん聴くようになって、どんどん魅力にハマっていきました。

クリープハイプの曲を聞くようになってから
寂しくなったり、虚しくなったりする情けない自分のことを
前よりも、嫌いじゃなくなった気がします。

わたしとクリープハイプの初タイマン
～今度会ったらワンマンしよう！～

そして社会人になった私は、先日はじめてクリープハイプのＬＩＶＥに参戦しました。幕張メッセ2days公演の2日目。

びっくりでした。多分おばあちゃんになっても忘れない日。
好きな子に告白した日、会社の内定をもらった日と同じくらい（？）

わたしが今まで、CDやサブスクやYouTubeで聞いてきたものが、
化粧品でいう試供品みたいなものに思えるくらいに。（それはそれで失礼）

あまりにも、感情が肌で直接感じられて。
生身の声、ギター、ベース、ドラムの音ってこんなにかっこいいんだって。

もちろん、キレイに整えられた音源はとても聞きやすくて好きです。

だけど、全力で歌って、話して、音を出す姿に、
脳みそに直接届く音と感情に、強烈に心揺さぶられました。

もっともっと、クリープハイプが大事なバンドになった日です。

あまり大声で言えないような、しょうもない感情。
虚しさやさみしさ、憂いを主役に曲を作ってくれてありがとう。ほんとうに。
心の器がシルバニアファミリーのお皿ぐらい小さい（と自負する）尾崎さん。

わたしの仲人はクリープハイプ
～ギターとの馴れ初め～

あと、ギターを始めたきっかけをくれたのも、クリープハイプの「憂、燦々」でした。
YouTubeで憂、燦々をピアノカバーしてる方がいて、それがやさしくて切なくて素敵で。
「私もアコギで憂、燦々弾きたい！」という気持ちがメラメラしてきたのです。

あれ、どこからアコギ出てきたんだろう。笑
「私もピアノで憂、燦々弾きたい！」じゃないのは、なんでだろう。笑
まあいいや。

素敵なピアノアレンジの「憂、燦々」のおかげで突如芽生えた、アコギへのモチベーション。

そのおかげで、今ではアコギは、私の感情を表現してくれる大事な楽器です。（趣味でひっそり弾いているだけですが。笑）

ハニー 君に出会ってから色んな事わかったよ
アコギとエレキの違いとか～

あとがき

幕張メッセは広くて、なかなかステージが見えなかったのですが人の隙間から、かろうじて小川さんだけ見えました！
けれど、とても元気に動き回っていて、気を抜くとすぐに見失ってしまいました。楽しかったです。