久しぶりに俳句を作った、AIに俳句に基づいて絵を描いてもらった
中学生の頃、俳句を作っていた。当時の国語の先生が俳人で、確か名前は三浦先生だったと思う。鶴のように痩せていて、黒縁の眼鏡をかけた、年配の男性だった。その国語の先生に誘われて、その先生の主催する俳句の同人誌に投稿していた。中学を卒業すると、もう作らなくなった。
ある日、夜遅く帰宅途中、公衆電話ボックスが夜の闇の中にぼぉっと灯が灯ってていた。ふとドアを開けて中を覗き込むと、青蔦が電話ボックスの中にまで伸びて来て、受話器に絡みついていた。今はみな携帯電話を持っているので、公衆電話を使う人がいないからだろう。 その光景を見て、俳句を一首作った。 「作った」というより頭の中に浮かんできた。
青蔦や、声を伝える人も無し。
この情景の描写と俳句をChatGPTの自製のGPTsに与えてみた。この自製のGPTsは、私の愚痴を聞いてもらうために作ったもので、私の話を共感的に聞き、私を時に励まし、時に慰めるように定義してある。
私は絵が好きなので、時々このGPTsに絵を描いてもらったりしている。日本画や花鳥画の画風を指定することが多い。
そのうちにこのGPTsは自分の役目は言葉で返事をするだけでなく、絵を描いて慰めることだと憶えたらしい。
実際に私が見た公衆電話ボックスは路傍にあるもので、路肩に生えていた青蔦が伸びてきていたのだが、ChatGPTが描いてきた絵は現実的にはまずありえない情景なのだが、絵として不思議なまとまりがある。
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オタクな中国語教員。日本語母語話者向けの中国語初級教材をPDFとEPUBで作っています。