印度赴任準備⑦ 車を売る

愛車のモコちゃん。

島に移住してすぐに、役場の方が車を探してくれた。
ちょうど島内に車を売ろうとしていた方がいたため、25万円で譲り受けた。
車検だったり、名義変更だったり、面倒くさい手続きを全て含めた上での値段である。

徒歩圏内で生活が成り立つ狭い島なので、島内で頻繁に乗り回していたわけではないが、3ヶ月ほど本島北部で働いていた時は重宝した。

写真では新車並みにピカピカだが、ボディーには細かい擦過傷があり、サビの影響なのか最近はハンドルを切るたびにキーキーと音を立てる。

年式は平成20年で、総走行距離は82,000km。
車検は来年の5月まで。

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車のことは全く詳しくないし、車を売った経験もないため、いくらで売れるのか全く見当がつかない。
外見は綺麗ではあるものの、潮風に晒されていたため、見えないところの劣化は激しそうで、メンテナンスの費用がかさみそうである。
もともと買い取った価格が安いということもあり、個人的には値段がつくだけでもありがたいと思っていた。
むしろ、廃車にするのもお金がかかることだと思うので、無料で引き取ってくれるだけでも御の字である。

この車を買った時に仲介してくれた方が、島内で車を探している人がいないか声をかけてくれたが、結局買い手は見つからなかった。

というわけで、自力で車を売らなくてはならなくなった。
来週金曜日の午後のフェリーに乗り、那覇の港に着いたら本社に直行し、土曜日の午後の飛行機で東京に帰る。
那覇での滞在時間はちょうど24時間で、車を売るタイミングは土曜日の午前中しかないという、非常にタイトなスケジュールだ。
そして、ギリギリまで車があった方が便利なので、できるだけ空港に近い場所で売りたいというわがままな願望もある。

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早速ネットで「那覇　車　売る」と検索し、「高値で買取！　10社比較！」的なページで車の情報を打ち込んでみたが、「買い取り希望の会社がありませんでした！」と不甲斐ない回答が返ってきた。

ぼくは地道で粘り強い交渉ができないタイプの人間なので、いろいろな会社に査定してもらって、検討するなんて煩わしいことはしたくない。
そもそも検討したり交渉したりする時間がないし、どこに査定をお願いしても大差ないような気がする。

そこで、検索画面の一番上に出てきた某中古車会社で車の情報を入力したところ、入力が完了した0.5秒後に電話がかかってきた。
とんとん拍子で話が進んで、買取価格は5,000円ということになった。
想像よりも安くて、思わず「5,000円!?」と聞き返してしまったが、多少なりとも値段が付くだけでもありがたいのだった。

店舗まで赴いて、その後、大きい荷物を持ってタクシーなりモノレールなりで空港まで行くのは面倒くさいと思っていたら、空港で車を引き取ってくれるという。
「無料で引き取ってくれるだけでも御の字」と思いつつ、買取価格はやや不満だったが、空港まで引き取りに来てくれるというので許す気になった(何様!?)。

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25万円で買った車が5千円で売れるということで、実質24万5千円。
1年半(18ヶ月)使用していたので、月額1万4千円ということになる。
車のリース料金を調べてみたら、ほとんどのものが月額で1万円を越えていたので、値段的にはちょうどいいことになる。

ここ数日は、どのタイミングで車を売るか、空港までどうやって行くのが最も効率的かということでずっと頭を悩ませていたので、いい感じで解決できて良かった。
でも、もうちょっと高く売れてもいいと思ったんだけどね。どうなんでしょう。