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【悲劇】職場での事件

昨日の職場での話。

大事なミーティング中、議論が白熱して、なんとなく険悪な雰囲気になりかけていた、まさにその時だった。

突然ぼくは、右足のスネの辺りが急にモゾモゾし始めたのを感じた。
職場ではたまに大きなアリが出没することがあったので、アリがスネまで登ってきたのだろうと思い、スラックスの裾を捲り上げて視線を足の方に向けると、衝撃的なものが目に入った。

スネに張り付いていた黒い物体の正体を認識するや否や、ぼくはここ数年で最大レベルの悲鳴を上げて、文字通り飛び上がった。


何とヤスデだったのだ。


極悪犯罪人


ところで、このヤスデ騒動の10分後、激しいスコールが降り始めた。
ヤスデの急な登場と天候の変化には、どうも関連がありそうだと思って調べてみると、面白いことがわかった。

普段、ヤスデは枯れ葉の下などに生息しているが、雨が降ると溺死しないように高いところへ避難する習性があるというのだ。

ということは、おそらくあのヤスデは雨の気配を察知して、たまたま近くにあった棒(ぼくの右足)を登っていったということなのだろう。
ヤスデの本能なのだ。
そう考えると、あのヤスデも許してやろうという気持ち………には到底ならない。

今もこの記事を書きながら、あの瞬間を思い出して全身鳥肌が立っている。

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