忙しいアピール

誰も興味がない「忙しいアピール」をする記事。

半年ほど前、仕事中に「忙しい」を連呼していたら、中1の女の子に「先生、忙しいアピールはやめた方がいいですよ」と諭された。君は、正しい。

さて、島を離れる日まで残り2週間ほどとなり、赴任準備と仕事の引き継ぎと部屋の片付けに忙殺されている。
世間一般的には通常の仕事量かもしれないが、1年半の島暮らしで「島時間」が定着し、ぼくの中で「忙しい」の基準がずれてしまっていることは否めない。
とりあえず、リハビリだと思って頑張っている。

赴任準備

一昨日、インドからビザの申請に関する書類が届いた。
それをもとに申請書類を作成して取りまとめ、東京のインド大使館に郵送する。
東京の実家に帰った際に、九段にある大使館まで赴いて、直接ビザを受け取るというのが現在の計画だ。
郵送申請の場合は発行まで2週間ほどかかるとのことなので、今週中に書類を送付したいところ。
ということはつまり、明日の午前がタイムリミットとなる。
ここ1週間ほどは天候不順でフェリーの欠航率が上がっているため、何としててでも明日には間に合わせたい。
昨日と今日、大急ぎで申請の手筈を整えたのだが、オンラインでの入力や履歴書の作成などを全て英語でやらないといけないため、脳みそが疲弊した。
ヒンディー語じゃないだけマシだと思うことにした。
慣れない英語での作業だったため、入力ミスや書類の不備がありそうな気しかしないが、無事にビザが発行されることを願っている。

引き継ぎ

島での業務はぼくひとりだけでやっているのだが、実は前任は2人いた。
今まで2人で担っていた仕事を一人でこなすのは無理のある話で、常に「もう1人、人手が欲しいです」と要求していたにもかかわらず、結局最後まで増員されることはなかった。
前任者に関する話になると愚痴が止まらないので、今日は深掘りしない。
当初のスケジュールでは、後任者が島にやってくるのは今週ということになっていたのだが、なぜか来週に後ろ倒しになった。
引き継ぎの期間が1週間短くなる分、よりスムーズな引き継ぎが行えるように、こちらで準備することが多くなってしまった。
また、「島入りするのが遅くなった分、今週は遠隔授業をしましょう」という謎の提案があって、急遽時間割を調整したり、通信環境を整えたりして、ただただ面倒くさいことになっている。
結局、愚痴になっちゃったな。

部屋の片付け

部屋の片付け自体は、大したことではない。
車を売ったり、大きいスーツケースを宅配便で送ったり、家具をリサイクルショップで売ったりと、本島に出て行いたい用件がいくつかあって、そのスケジューリングに骨を折っている。
先述のように、後任者の島入りが遅くなったことで予定が崩れてしまった。
週末はあと2回しかないので、そのどちらかで本島に出たいところ。
というか、そのうちの1回が今週末なので、本島に出られる週末は実質あと1回しかない。

ということで、「忙しいアピール」でした。
「時間がない」というより、「精神的に疲れることが多い」という感じ。
まあ、でも、少なくともこのノートを書くだけの余力はあるということで、端から見るとそこまで忙しくはないのかもしれない。

「忙」という漢字は「心を亡くす」と書く。
忙しさに紛れて、何だか大事なことを忘れているようで怖い。