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バラタナティヤム

バラタナティヤム(英:Bharatanatyam)は、インドのタミル・ナードゥ州を発祥とするインド古典舞踊。インド四大古典舞踊のなかで最も古い伝統を持ち、紀元前1000年頃からヒンドゥー教寺院の儀式で行われていたデーヴァダーシー(巫女)による奉納舞踊だった。

Wikipediaより

先日、チェンナイにお住まいのYukoさんが、タミル・ナドゥの古典舞踊であるバラタナティヤムを鑑賞しに行った、という記事を投稿されていた。

8月2日まで無料で公開されているらしく、せっかくの機会なのでぼくも行ってみることにした。
Yukoさん、興味深い記事をありがとうございます🙏

公演スケジュール

ぼくが訪れた土曜夜の演者はこの↑おふたり。

ひとりあたりの演舞の時間は約1時間15分。
踊りにはストーリーがあり、ミュージカルのような感じだ。
どうやらひとりで何役かを演じているようで、指先や表情がコロコロと変わる。

前半の演者はまだ高校生くらいの女の子だった。
動作には初々しさが残っており、溌剌とした印象を受けた。
足首には鈴を巻いており、ステップを踏むたびにシャンシャンと爽やかな音が響く。

奥の若い男性から順番に、ヴァイオリン、ヴォーカル、ナッツーヴァンガム(金属製の拍子木)、ムリダンガム(小太鼓のようなもの)。
ナッツーヴァンガムとムリダンガムの情熱的で軽快なリズムと、ヴァイオリンの泰然とした音色がうまく調和している。

ほぼ休みなしで1時間、激しく踊り続ける。
とんでもない体力だ。

後半の演者はベテラン風の女性。

体の動きは滑らかで、妖艶さが際立っている。
一つ一つの動きには余裕が感じられるが、足首に巻かれた鈴は力強くシャンシャンと音を立てる。

演舞の合間に、館内放送で解説のようなものが流れたのだが、タミル語だったので理解できなかった。
ただ、「ナタラージャ」という単語が何回か登場したのがわかった。

「ナタラージャ」とは、「ナタ(踊る)」+「ラージャ(王)」という意味で、踊るシヴァ神のことを表している。
舞台の隅には、ナタラージャの神像が置かれていた。

チェンナイから南にバスで4時間ほど行ったところにあるチダムバラムという地方都市にナタラージャ寺院という、その名の通り「踊るシヴァ神」を祀ったヒンドゥー寺院があり、先の春休みに行ってきた。

ここでは、毎年2〜3月の祭りの時期に大規模なダンスフェスティバルが開催され、大迫力のバラタナティヤムを観ることができるらしい。

というわけで、自分の過去の記事をさりげなく宣伝したところで、今日のnoteはここまで。

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