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続・ミールス

以前、南インドの定食であるミールスを紹介した記事を書きました。

別のお店で、少し毛色の異なるミールスを食べたので紹介します。
ほとんどの人にとって役に立たない情報ですが、一応地図を貼っておきます。

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南インドでHOTELと言えば、一般的に食堂のことを指すようです。

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南国風のウォールアート。

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店内は清潔感があります。
壁の絵も相まって、ビーチ沿いにありそうな雰囲気です。
エアコンはありませんが、シーリングファンが涼しくて快適です。

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ローカル食堂では、大きな瓶やピッチャーに入った水が提供されます。
飲料水を移し替えているはずなので、飲んでも問題ないとは思いますが、不安な場合はボトル水を頼むのが確実です。
特に短期間の旅行の場合は、体調を崩してしまったら観光どころではなくなってしまうので、ペットボトルの飲み物を注文するのをおすすめします。
ぼくはインドネシアに住んでいた頃から、このような水を普通に飲んでいますが、特に異常はありません。

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さて、この記事の冒頭で「少し毛色の異なるミールス」と書きましたが、その答えはこのメニューの中にあります。
メニューの下の方の文字に注目。

EXPERIENCE THE REAL TASTE OF KERALA

「ケララ州の本物の味を体験しよう」と書かれています。
つまり、ケララ料理レストランというわけです。

ケララ州は、ぼくが住んでいるタミルナドゥ州の西隣にあります。

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ケララ州には行ったことがないのでわかりませんが、自然が豊かでのんびりした場所という印象です。

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料理自体は、チェンナイでもよく見る名前のものがほとんどです。

ミールスは、ベジとノンベジの2種類ありました。
ベジは100ルピー(150円)。
ノンベジは150ルピー(220円)で、「チキン+フィッシュ」と「ビーフ+フィッシュ」から選べます。

ぼくはノンベジ(チキン+フィッシュ)を選びました。
今まで食べたミールスは全てベジだったし、魚を食べてみたいと思ったからです。

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どん。
ケララ州のノンベジミールスです。

時計で言うと「3」の位置にある小皿から、時計回りで紹介します。
オクラのカレー、やや酸味のあるカレー、辛めのカレー、チキンカレー(ココナツミルク味)、魚のカレー、ほうれん草のカレー、根菜ぽい和え物、激酸っぱいやつ、謎のスイーツです。

南インドは米食が中心なので、インド料理でお馴染みのナンやチャパティはほとんど見られません。
また、野菜カレーが多く、バターチキンカレーのようなこってりしたカレーも少ないです。

ところで、以前の記事でも紹介した激酸っぱい食べ物は、アチャールという名前だそうです。
以前食べたものは、もはや食べられないくらい刺激の強い味でしたが、今回のアチャールはやや酸味が抑えられていました。
調べてみたら、タミルナドゥのアチャールは特に酸味と塩気が強いことで有名なようです。

右上にある黄色いスイーツは何度か口にしたことがあるのですが、原材料が何なのかはいまだに謎です。

ローカルの小汚い食堂と同じくらいの価格でありながら、雰囲気は抜群に良かったので、また来てみたいと思います。

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