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ブキティンギ🇮🇩の観光情報②

本日は第2弾。

↑昨日の記事。

今日は、ラフレシアと赤道とその他の自然の話をしようと思う。
昨日の時点では「ミナンカバウ族」のことも書くつもりだったが、この民族に関しては面白い話が盛り沢山なので、後日にまわす。


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バタン・パルプ国立公園

自動車をチャーターしていた(1日約5,000円)のだが、運転手さんにコーヒー農家に連れて行かれる。
ルワックコーヒーを飲ませてもらったり、泥パックならぬコーヒーパックをしてもらったり、歓待を受けていたところ、激しいスコールのなか裏山からお兄さんが降りてきて「ラフレシアが咲いてるぞ」と言う。

雨が落ち着くのを待ってから、ラフレシア探検に出発。
お兄さん曰く、「昨日、新しいのが咲いたばかりだ。ラッキーだよ!」
高原なので涼しいとはいえ、湿度100%で不快指数MAXの雨季のジャングルを進む。
点在しているツボミのラフレシアや枯れたラフレシアを横目に見つつ、道無き道を進むこと30分。

ついに満開のラフレシアを発見。

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かなり大きい。
肌触りはゴムやソフト塩ビに近く、まるで造花のようである。

さて、ラフレシアといえば、臭い花として有名。

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あんなに顔を近づけて鼻がイカれてるんじゃないか、と思われるだろうが、実は全然臭くなかった

花の真ん中に顔を突っ込んでみても無臭である。
ガイドのお兄さんに尋ねてみたところ、「気温が低かったり、雨が降ったりした時は臭いがしない」とのこと。
へー。
どんな臭いがするのか気になっていたので、ちょっとガッカリではある。

ラフレシアは「幻の花」とも称される。
花を咲かすのに2年かかるが、花が咲いたら3日ほどで枯れてしまうからだそうだ。
ということは、適当なタイミングで訪れたぼくが、満開のラフレシアを見ることができたのはかなり幸運だったと言える。
ただ、先述の通り、道中ではツボミや枯れたラフレシアをたくさん見かけたので、この国立公園に行けば高確率で満開のラフレシアを拝めるのかもしれない。

ちなみに、山中を案内してくれたお兄さん。
下山後もチップを要求することなく、完全にボランティアでガイドしてくれたのだった。
感謝の気持ちとして、もてなしてくれた麓の民家でコーヒーを購入した。
普通にローカル価格だったので、非常に好感がもてた。


赤道

ブキティンギは赤道直下の町である。

アジアで赤道が通っている国はインドネシアだけ。
インドネシアの赤道観光地としては、カリマンタン島のポンティアナックという街が有名だが、ブキティンギ郊外にも赤道のモニュメントがある。

ブキティンギの方は一切観光地化されておらず、地球の中心とは思えない寂れようだ。
幹線道路が通っていて、バイクやトラックが猛スピードで赤道を横切っていく。
一応ミュージアムもあるが、廃墟みたいな建物である上に、展示物のコンセプトも謎なので、入場料を払ってまで入る価値はない。

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赤道を行ったり来たりしたり、ジャンプしたり、定番の遊びをしていたら、どこからともなくおじさんがバイクでやって来て、ご当地赤道Tシャツを売り込み始めた。実にぬかりない。

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↑表面デザイン

↓裏面デザイン

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意外と悪くないデザインだと思っている。
なお、赤道が通っている地点は「BONJOL(ボンジョール)」という、なかなかお洒落な地名。


その他の自然

国立公園や赤道に行く途中、長閑な田園風景が車窓に広がる。

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いかにも南国といった風景。

一年中稲作が可能なインドネシアでは、三期作が普通に行われている。
したがって、金色に実った稲穂の横で、青々とした稲苗が風に吹かれているといった、日本では考えられないような光景を見ることができる。


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市街地からちょっと足を伸ばしたところに、大きな湖が2つある。

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↑シンカラッ湖

↓マニンジャウ湖

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どちらも大きさは同じくらいだが、マニンジャウ湖はカルデラ湖なので上から見下ろすことができる。

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山の上から見下ろす大きな湖は、非常に神秘的だ。
湖畔まで行くには、44のつづら折りを降りていく。


これにて、「ブキティンギ🇮🇩の観光情報第2弾」は終了。
明日は、ブキティンギ市内の様子を紹介しようと思う。

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