小旅行のサイドストーリー 〜後編〜
翌朝、ホテルで朝食バイキングを済ませて、再びビーチまで行く。
これで露店ごと跡形も無くなっていたら笑うなと思ったが、家族揃って開店の準備をしていた。
ちょっと安心した。
潮の満ち引きが大きいらしく、露店は水浸しになっていた。
Vの姿はなかった。
Aに聞いたみたら、早朝のバスでチェンナイの病院に行ったということだった。
ぼくのお金が、本当に有効に使われていたら嬉しいなと思った。
その後、開店の準備が整ったAと一緒に彼の家に向かった。
店番は子どもたちがやってくれるようだった