花梨@赤羽
◆撮影後記
杏奈ちゃんと同様、4年ぶりの撮影となった花梨ちゃん。この二人はプライベートでも仲の良いモデル仲間だということは認識していた。
この撮影のときに花梨ちゃんがまだモデルを続けているということを聞いた。その日のうちに X のフォロー。撮影を依頼してみたら快諾してくれた。ロケーションの選択は再び僕に任された。ここで再び僕のロケハン活動が実を結ぶ。赤羽をチョイス。
ポートレート撮影会だとロケーションがマンネリになりがちだけど、リクエスト撮影は自由に場所を選べるのが良い。日没前後の時間帯で撮影。
4年のブランクがあるとは思えないパフォーマンスだった。「カメラを意識しない」ということは、モデルにとって意外と難しい注文だろう。それをすんなり違和感なく表現してくれた。
リクエスト撮影が3回続いたのだけど、毎回悩むのは解散場所だ。撮影会の場合は受付の場所に戻ってくるというルールがある。撮影後の身の安全は撮影会が保証してくれる。個人の場合はそれが無いために撮影後の行動を追われてしまうリスクがある。
彼女たちは「ストーカーまがいの行為」を避けるための自衛を徹底する必要がある。駅前で解散しても、何線に乗ってどっち方面に向かうという情報をカメラマンに知られたくないだろう。でもそんなこと気にしないで安心して帰ってもらえる方法は無いものだろうか、ということを毎回考えている。
ゆうきちゃんの時は四ツ谷で解散して、僕は市ヶ谷まで歩いた。杏奈ちゃんの時はJR御茶ノ水駅で解散して丸の内線の御茶ノ水駅まで歩いた。
今回はダメ元で「せっかくの赤羽なので最後は居酒屋で撮影、俺は一人でそこに残って飲み続けるから、花梨ちゃんは時間が来たら帰るというのはどうだろう」と申し出たら意外とすんなり承諾してもらえた。
「ハイボールはお好きでしょ」ってのはもう古いかな。
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