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#夜景

夜の渋谷徘徊

多くの人にとって「フィルム」とは紙に印刷されたスチルを指すのだろうけど、僕にとっての「フィルム」とは即ちフィルム撮影された映像のことだ。35mmもしくは16mmのフィルムを映写機にセットし、銀幕に映し出される映像のイメージだ。 写真界隈の「フィルム」という用語にずっと違和感を感じていた。ズレているのはもちろん僕の方なのだろう。映写技師として働いていたという経験は確かに特殊だ。 渋谷は僕の職場がある街。僕の現実を象徴する街。退屈で醜悪な街。 ネストール・アルメンドロスは「

代官山徘徊

僕の職場は渋谷・恵比寿・代官山の間くらいにあって普段は渋谷から帰ってるのだけどこの日は代官山まで歩いてみた。 お高くとまっていけすかねえ街、なんて肩肘張ってたのも今は昔。 若い頃は代官山の道端に落ちてる犬のフン見つけただけで「代官山でうんこ!」とか大騒ぎしてた。小学生か。 ブライスのお店があった。ブライスの写真とか撮り始めたらもう帰ってこれないような気がする。でもちょっぴり興味がある。 閑静でいいとこなんじゃないの。基本的に僕には縁の薄い街だけど。 お前を見つけ

恵比寿徘徊