不動産個人売買

今回は、不動産個人売買が出来る3つのサイトや不動産個人売買の進め方について説明していきます。
私自身、家を売却しようと考えていて、不動産の個人売買を検討していました。
最近色んなサイトを見て、学んだことがあったので不動産個人売買に関する知識をここでシェアしたいと思います。
皆さんのお力に添えればと思います。
それでは始めていきます。

1 不動産個人売買が出来る3つのサイト

不動産個人売買の取引相手となる買主を探す一つの手段として、オンライン上の個人売買サイトがあります。
ここでは、個人売買が出来る以下の3つのサイトに関して説明していきます。それぞれのサイトの特徴や、自分が使うのに適しているサイトはどれなのかなどを確認していきましょう。

①家いちば
②e-物件情報
③不動産直売所

2 不動産個人売買の進め方

不動産個人売買の進め方を全体的に捉えましょう。個人売買を進めるときの手順は以下の8つです。

①不動産の売却相場を確認する
②売却に必要な書類を揃える
③価格を決めて売り出す
④問い合わせ対応・現地調査を行う
⑤条件交渉を行う
⑥契約書を作成し売買契約を結ぶ
⑦決済・引渡しを行う
⑧登記手続きを行う


3 不動産個人売買でよくある失敗

不動産個人売買では専門知識がある不動産会社が間に入らないため、失敗が起こりやすいです。ここでは、以下の3つの不動産個人売買でよくある失敗をご説明していきます。

失敗例①:契約書に不備が見つかる
失敗例②:売却後に不動産の欠陥が発覚する
失敗例③:買主都合で交渉途中に破談になる


失敗例①:契約書に不備が見つかる

不動産個人売買を行う際は、契約書に不備が見つかるという失敗がよくあります。
抜け漏れやすい記載事項は以下の通りです。

〇買主が支払う手付金の金額
〇手付金を解除することが出来る期日
〇自然災害が発生した場合の負担内容
〇売買する物件を引き渡す際の条件
〇税金の支払いの負担内容
〇契約違反をした場合の解除するかどうかの取り決め
〇通常の記載項目には書ききれない特約

契約書の不備に関する失敗を避けるためには、不動産知識を持つ専門家に書類作成をサポートしてもらうことをおすすめします。
また、登記手続きを依頼する場合は、あわせて司法書士に依頼することをおすすめします。


失敗例②:売却後に不動産の欠陥が発覚する

通常、買主に引き渡した後に見つかった不動産の購入当初には分からなかった瑕疵については、売主が買主に対して責任を負う必要があります。これを、瑕疵担保責任といいます。
補償や修繕の費用を負担しなければいけない売主はもちろん、購入後に不備が見つかってしまった買主にとっても避けたいトラブルといえます。
瑕疵のトラブルを避けるためにも不動産会社への仲介依頼を検討してみる価値はあります。仲介依頼を検討する場合は、複数の不動産会社に査定依頼が出来る不動産一括査定サイトがおすすめです。


失敗例③:買主都合で交渉途中に破談になる

不動産個人売買を行う際には、買主都合で交渉途中に破談になるという失敗が起きやすいです。原因としては、買主の知識不足で購入に大きな障害に気づきにくいことです。
購入に障害になることは、主に2つあります。

1つ目は、不動産が購入目的を満たせないことです。物件を立て替えたいという目的で購入しても法律上立て替えられない物件などが当てはまります。
大きな土地を購入して建物を立てたいと考えている買主や、大きくリフォームしたいと思っている買主には、購入目的を聞いたうえで目的通り不動産を使用することが出来るか早い段階で確認しましょう。


2つ目は、個人売買では住宅ローンを組むことができないことです。金融機関による住宅ローンの審査段階で「重要事項説明書」が必要になりますが、個人売買では作成することができません。
重要事項説明書は個人で作成できず、宅地建物取引士の資格を持つ人のみ作成できます。事前に買主が住宅ローンを組んで不動産を購入しようとしているのかどうかを確認するようにしましょう。


4 不動産個人売買で必要な事前準備

個人売買のやり方がわかったら、まずは事前準備を始めましょう。
個人売買で必要な事前準備は以下の2つです。

事前準備①:必要書類の準備
事前準備②:売却にかかる費用・税金の準備


事前準備①:必要書類の準備

〇印鑑
〇本人確認書類
〇印鑑登録証明書
〇住民票
〇登記済権利証
〇間取り図と測量図
〇固定資産税納税通知書
〇境界確認書
〇土地測量図(公図)
〇マンションの利用規約

事前準備②:売却にかかる費用・税金の準備
個人売買では、成約時の手数料である仲介手数料はかかりませんが、まったく費用がかからないわけではありません。
不動産個人売買でかかる費用・税金は以下のとおりです。

〇印紙税
〇登記費用
〇譲渡所得税


5 最後に

今回、紹介した内容を読んだ方の不動産一括査定サイトに対する悩みが減れば幸いです。
今回の内容に関しては、エキサイト不動産売却「【不動産個人売買】個人売買のやりかたを一から徹底解説」を参考にまとめました。