低山ハイク;弘法山〜高取山
さて、ようやく山歩きをしてきました。
丹沢山域の有名な山といえば「大山(おおやま)」や「塔ノ岳」などですが、より身近で登りやすい山として弘法山があります。
私にとって、弘法山周辺のハイキングコースは、新宿から小田急線急行で1時間強の秦野駅から徒歩で登山口に着くアクセスの良さと、気軽に登れるにもかかわらず富士山の素晴らしい眺めが魅力で、昨年の登り始めもここを選びました。
いつもは上記の「弘法山公園・吾妻山コース」をゆるりと歩くのですが、今回は冬場のトレーニングとして、弘法山から善波峠を経由して大山方面へ向かい、念仏山〜高取山へ縦走し、眺望が素晴らしいと評判の聖峰へおりるルートを初めて歩いてみました。
最近は登山アプリYAMAPに登山計画を仕込んで、コースやペース配分を参考にして歩いていますが、平地歩行は超早歩きの私は、つい山でもそれをやってしまい後半膝が痛くなるという悪癖があるので、ペースを抑えめに歩くという練習をやっています。
行程1:弘法山公園登山口〜浅間山〜権現山〜弘法山
朝の登り始めは8時前。気温は2度くらい。寒いけれど汗をかきたくないので比較的薄着で登ります。
木々の間から朝日が差し込んでくる、この光景が好きでテンション上がります。
急な階段から始まるので、身体があたたまっていないと少ししんどいですが、出だしこそ超スローペースで行くことがその後の安泰につながるので抑えめに。昨年よりもさらに楽に登っている自覚あり。
登山は、自分の成長を自覚しやすいアクティビティでもあります。
30分もしないうちに、お目当ての富士山ビュースポットが現れます。
冬は空気が澄んでいるので、富士山の美しさがより際立ちます。
浅間山を経て、いったん下り、駐車場から甘い香りが・・・
登り始めから30分しないうちに、権現山へ到着。
展望台に上り、一周してみます。
しばし富士山を堪能したあと…すぐに静かな弘法山へ到着。
長居せず、先へ進みます。気持ちのよい縦走路を少し歩き、善波峠にて大山方面へ進みます。
行程2:善波峠〜念仏山〜高取山
ここからはトレーニング登山の色が濃くなってきました。すれ違いにはなかなか細い落ち葉の坂道が続きます。トレランの人もいらっしゃいますが私にはとてもここを走る体力はありません。
念仏山を過ぎ、根っこ道を下った後は根っこの急登になります。
その後、この行程で一番しんどかったザレた岩場の急登(写真撮りたかったけれど混みあっていたのでやめました)を経て、高取山へ到着。
ここであたたかい飲み物とパンで少し休憩を取るも、日陰なので一層寒く、身体は急登で暑いのに手はキンキンに冷えてかじかんでいるという不思議な状態。長居するとどんどん冷えてしまうので20分くらいで切り上げて先に進みます。
行程3:高取山〜聖峰不動尊〜登山口
さて、私は山歩きの最中に気になる木を見つけることが多いのですが…
今回は下山開始してすぐにこの木と出会いました。
少しハイペースになってしまった岩場の急登で、膝にちょっと違和感があり、これから激下りで痛みが出ないか心配な気持ちがありました。
そんな時にこの木が「頑張れ」と手を振ってくれているような気がして足を止め…
はい、ありがとう。と心の中で返事をして、深呼吸。
このわずかなやりとりに元気をもらい、先に進みます。
冬の低山の縦走路は、木々が葉を落としているため開放感があって好きなのですが、上の写真のあとの急な下りのザレ混じりの階段は開放感がありすぎて怖かったです(写真撮る余裕なし)。
こんな下りなら、とても楽しく歩けるのですけどね。
さて、聖峰に到着しました。
そして・・・この眺望!
桜の季節も素晴らしいとのこと。今日は梅の花が楽しませてくれました。
ゆっくりしたいところですが…今日はトレーニング登山なのでそろそろ下山します。
女坂より下ってみます。日陰は寒いです。
今後、逆方向から登ってみることも考えて、道標を記録のために撮っておきました。
秦野駅から弘法山登山口までは迷うことは少ないですが、逆方向からはバス停から民家の間を歩くため迷う可能性もありますが、ここまで道標を設置してくださっていると安心です。
行程4:比々多神社
バス停に向かう途中で比々多神社へ寄りました。
境内は清らかで、凛とした、同時にあたたかな空気感。あっという間にお気に入りの神社になりました。
バスの本数がとても少ないため、さらに歩いて国道246号沿いの「神戸」(ごうど)バス停まで行き、伊勢原駅までバスに乗りました。
まとめ
<秦野駅〜神戸バス停> YAMAPログより
行動時間:5時間14分
うち休憩時間(お詣り含む):1時間14分
累積上昇:727m 累積下降:780m
今回、弘法山からは初めてのルートでトレーニング目的の山歩きをおこないました。
高取山へ向かう根っこ道・ザレ道の急登の区間は、登りでも下りでも練習になりそうです。道がやや狭くて譲り合いになりそうなのがちょっと困りもの(マイペースとはいかないと思うので)ですが。
初めてのルートということで夢中になってしまい、ペース配分にも反省点があり不完全燃焼。どう歩くか、もう少し余裕をもって山を満喫できる歩き方を次回は行って、いろんな気づきを得たいなと思います。
桜の季節に聖峰から登るのもありですね…混みそうですが。
ではそろそろ今回の山行記録は終わりにしましょう。