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2022年度サイバー大学卒業式 謝辞本文

サイバー大学卒業生代表 謝辞


 白梅(しらうめ)の香りに心を通わせ、季節の移ろいに思いを巡らしています。
本日は、私たち卒業生のために、心温まる式典を催していただき、誠に有難うございます。
また、先生方、関係者の皆様、ご多忙の中ご臨席を賜り、卒業生一同、心より御礼申し上げます。
そして、ただいま学長より式辞のお言葉を賜りましたこと、深く感謝申し上げます。


 いま、卒業生それぞれが、サイバー大学の入学からの日々を思い起こしています。
 大学での学びは、加速度的に変化する社会の存在を理解することからはじまりました。
このような社会に立ち向かうために、私たちは、サイバー大学での実践的な学びを受けて、高度IT人材としての教養的能力を身につけさせていただきました。
 それらは、体系化されたカリキュラムによって、ITを活用するビジネスパーソン・ビジネスをけん引するITエンジニア。それぞれの人物像に近づくことを可能としました。
これは、サイバー大学の独自性と考えています。


 冒頭のあいさつでは、白梅(しらうめ)の香りと季節の移ろいについて、述べさせていただきましたが、これはサイバー大学の特長を表しています。
 古典文学において、白梅の香り高さは、非常に評価されています。
月明りに紛れて存在が見えなくても、その気配を感じ取ることができるからです。
学生がそれぞれの場所や時間に受講をしようとも、確かにともに学びを深めている事実が、私たちの原動力となっていました。
 また、勢いよく咲き散りゆく桜に対して、緩やかに時間をかけて咲き誇る梅。
同年代が集い、定められた期間で、学習を行う場合が多い通学制大学を桜とすると、
私たちの学びに年代の制約がない点、心や体の障壁を克服しつつも、自らの歩幅で学び続けられる点などが、緩やかに咲き誇る梅との重なりを感じます。


 これらの特長のもと、私たちは自立心に富み、自己鍛錬の場を求め続けてきました。
そして、卒業は終わりではありません。
私たちは学びの連続性に生きており、それを社会に還元してゆかなくてはなりません。
近年の複雑化する社会課題に対して、もはや従来の価値観は通用しません。
新たな価値を創造していく高度IT人材として、卒業生一同が、あらゆる分野の垣根を越えて、その協力関係を構築し、喜びの絶えない社会の実現を目指してゆきます。


 最後になりますが、私たちはあらゆる方々に感謝の言葉を伝えなくてはなりません。
ご指導いただいた諸先生方、大学生活を支えてくださった職員の皆様、ともに学生生活を過ごした友人、そのほかに私たちの学びを支えてくださった方々、なによりも、あらゆる場面で惜しみない支援をくれた家族。
皆様の支えが一つに紡がれたことで、恵まれた日々を送ることができました。心より感謝を申し上げます。
 また、サイバー大学の輝かしい発展と、皆様のご多幸、そして平穏な日々が末永く続くことを祈願いたしまして、謝辞とさせていただきます。


二〇二三年 三月十八日
      卒業生代表 IT総合学部 

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