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情報漏洩の罠:当事者意識の低さと楽観的な思考【忍者の技と知恵 #373】

パスワードや知られてはいけない大事な情報を漏らしてしうのは警戒心が低いからです。警戒心とは危機感であり、自分のことなのに自分のことではない…当事者意識の低さが発生させます。

忍者は敵陣中に潜入するためにあらかじめ合言葉を調べます。雑務をこなす賤卒せんそつ(足軽や雑兵)に紛れ、仲間のフリをして合言葉を聞き出します。武士は警戒心が高いので近づかないようにします。

賤卒とはアルバイトの下級兵士や雑用係です。彼らは武士とともに戦に参加はしていますが、戦そのものの勝敗が自分の利益にはつながらないため警戒心・危機感が低い存在です。忍者はこの心の隙をついて情報を手に入れます。危機感を保つには大丈夫だろうという楽観的な意識=大丈夫であってほしい願望に気付き、シリアスに問題を捉えることが必要です。

賤卒に紛れて合言葉を聞き出す


万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home