徳を積み、知恵を持つ優秀な先人に学ぶ「賢者の話」上忍の条件17【忍者の技と知恵 #142】
最も優秀な忍者を忍びの上手「上忍」と呼び、忍術伝書『万川集海』によれば上忍と呼ばれる忍者は、9種類32個の条件を達成したものであるといわれます。
第17個目に出てくる上忍の条件は「賢者の話」です。
昔の思想家や賢者を好み、本を読み話を聞きよく学ぶことが忍者には必要です。徳を積み、知恵を持つ優秀な先人に学び、自らも同じような道を歩み心と知恵を身につけようとする気持ちが第17には現れています。
先人に学ぶというのは、先人の姿、歩んできた道、思想や思考を学ぶことで自らを振り返ることです。何も目標のない場所を歩くより、示された道を辿る方が確実で、失敗を繰り返すことがありません。
現代の私たちには優秀な先人が古今東西に数多存在します。これは幸せなことで、様々な賢者の話を学ぶことで、多くの思想や考えを知ることができます。多くの思想に触れれば他人を理解する力が身につき、その先人の発想を思考ツールとして活かすこともできます。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。
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