山・川「合言葉」の脆弱性から仲間を守れ!【忍者の技と知恵 #234】
敵味方が入り乱れて戦う戦場で、誤って仲間と戦わないように決めるキーワードが「合言葉」です。敵忍者は合言葉を利用して仲間だと思わせて紛れ込み、油断の隙を突いてくることがあります。そのため、合言葉は「山・川」のようなシンプルなものだけでなく、「桜・吉野」といったちょっと捻ったものを使うことで敵忍者にキーワードを簡単に予想させないようにすることがあります。
合言葉は今で言うパスワードに近いものかもしれません、使い古されて誰にでも連想できる「山・川」はセキュリティとして脆弱です。複雑にすることで敵の突破を防ぐというのは戦国・江戸時代も変わらないものです。
しかし、単純に複雑にすればいいわけではありません。キーワードのポイントは①複雑で敵に察知されにくい。②記憶しやすい。(合言葉は武士から末端の足軽まで使う)③間違えにくい。(毎日、または昼夜で新しい合言葉に変更される)という3点を考慮する必要があります。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
Supported by Shinobi Design Project 🥷
Shinobi Design Projectは忍者・忍術の発想でデザインとパルクールのお仕事をする技能衆です。
個人・小規模事業者から一般企業、ベンチャーまで「デザインについてわからないんだけど…」という方もお気軽にお問合せください。お客様が求めるものを探す手助けをいたします。
🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home