利益を守り、意志をも守る力「真偽を見抜く」上忍の条件25【忍者の技と知恵 #150】
最も優秀な忍者を忍びの上手「上忍」と呼び、忍術伝書『万川集海』によれば上忍と呼ばれる忍者は、9種類32個の条件を達成したものであるといわれます。
第25個目に出てくる上忍の条件は「真偽を見抜く」です。
人に騙されることを嫌い、物事の真偽を見抜く能力が忍者には必要です。忍者は諜報員で、敵に近づき情報を引き出し持ち帰りますが、それが偽情報だということに気づかなければ軍や国の大損害につながります。真偽を見抜く力が生命線になります。
また、人に騙され、踊らされては第24の「正義」を実行することはできません。真偽を見抜くというのは、自分の利益を守るだけでなく、自分の意志を守ることにもつながります。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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