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サッと読み!【うめチャン第2話 】田中洋之 理事長 (博多辛子めんたい協同組合)

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第2話ゲスト:田中洋之 理事長  (博多辛子めんたい協同組合)

明太子の協議会と組合との違いとは?
組合は協議会より先だって作られ、経緯としては明太子の原料(スケコ)の輸入枠が当時制限される動きがあったため、組合として輸入枠を確保して各社に供給を行うことを設立の目的としていました。実際には輸入枠(漁獲枠)の制限に関してスケトウダラは対象とならなかったため、組合の存在意義が頓挫しました。しかしながら、その後この組織が基本となり、現在の明太子の協議会設立の礎となりました。(主力メンバーによって、公正取引委員会の監督下におくため明太子の協議会を別に作ったという流れになります。)

組合の活動とは?
辛子明太子の製造メーカー同士の交流を行い、組合員の結束を強くする働きかけをしています。また最近の案件では、品質保証など各社が持つデーターを共有し、賞味期限のあり方を検討すること行いました。

海外プロモーションについて
日本国内の人口減からおきる辛子明太子の需要減を想定していることから、海外をマーケットにおいたプロモーションを近年行なっています。
キャビアに代表されるように、魚卵を食べる国がありますので、イクラやトビコに続いて明太子も認知されるような運動をしていきたいです。組合の強みは、販促活動が出来ることです。プロモーションなど攻撃ができる組合と、法令遵守など守りができる協議会の両軸があって強い運動が行われます。

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明太子の新しい食べ方、考え方とは?
現在は、日本の明太子から、世界の明太子になっていく過程にいます。パリのシェフからは私たちの想像つかないレシピ提案を受けました。イカスミを使って真っ黒な明太子にしたり、ハーブを山盛りに漬け込んで、明太子に新しい香りや味わいを足したり引いたりしています。私たちの常識としては、白ごはんに明太子を乗っけたり、パスタに入れて食べることですが、新しいマーケットを作るということは、その土地や風土に合わせた考え方が必要という事です。

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組合に加入するには?
正会員については、博多近隣の製造メーカーであればすぐにでもお申込みください。レシピ提案やイラストなどで業界を盛り上げていただける賛助会員については、個別にお問い合わせしてください。海外からのお問い合わせが増えると『世界辛子明太子の協働組合』の設立もあるかもしれません。ぜひ待ちしております。

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ゲストのひとこと
『正しいものを作って、正しく伝える』

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