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超個人的PjM観/PjM論
プロジェクトマネージャ(PM、PjM)に求められる素養、素質、スキルについて超個人的な見解で整理してみたいと思います。
一般的なプロジェクトマネージャの定義
プロジェクトマネジャー(英語:project manager[1])とはプロジェクトマネジメントにおいて総合的な責任を持つ職能あるいは職務である。プロマネと略されることもある。
プロジェクトマネジャーは、定義された範囲、定義された開始および定義された終了を有するあらゆる事業(業界に関係なく)において、プロジェクトの計画、調達、および実行の責任を負う。プロジェクトマネジャーは、プロジェクトの代表者として、組織内のさまざまな部門の責任者内で発生する問題の報告を最初に受け、解決する。
プロジェクトマネジメントはプロジェクトマネジャーの責任である。この個人は、最終結果を生み出す活動に直接参加することはめったにないが、全体的な失敗のリスクを減らし、利益を最大化し、コストを最小化する方法で、さまざまな関係者の進捗、相互作用、およびタスクを維持するよう努める。
webで検索すると上記のような記述がヒットします。難しい。。。
もう少し完結にまとめられたサイトだと下記のようになっていたりします。
システム開発などのプロジェクトの総責任者。進行管理を担い、予算、品質、納期に対して全責任を負います。
超個人的PjM観/PjM論
対して私の超個人的なプロジェクトマネジメント論を述べるとすればたった一言、
「ホスピタリティ」
です。もう一言付け加えて良いならばホスピタリティにプラスして
「想像力」
でしょうか。
なぜホスピタリティが大切なのか
プロジェクトマネージャにはその名の通り、プロジェクトをトラブルなくスムーズに進行させるスキルが必要だと思っています。
では、トラブルなくスムーズに進めるためには何をしないといけないのか。それは下記2点です。
プロジェクトメンバが迷わずに気持ちよく業務を進められること
手戻りなく進行できること
プロジェクトメンバが迷わずに気持ちよく業務を進められること
ここでは「迷う」は「認識齟齬」を指しています。
要件の伝え方が曖昧で人によって捉え方が異なってしまう、というのはよくあります。個人個人が要件を誤って解釈することで想定と異なるものができあがってしまったり、要件や仕様を確認するために何度も何度もやりとりを重ねるというのは不幸な話です。
ではそれを防ぐためにはどうしたらよいか。
全員が共通認識を持てるような要件定義の書き方、資料を用意すべきです
どう書いたら読んだ人を混乱させないか、この書き方で理解してもらえるか、不足している情報はないか、矛盾した内容になっていないかというメンバへ対するホスピタリティの高さが質の高いドキュメントに繋がります
そしてその考え方には「メンバがどう感じるか」という「想像力」も必要となってくるのです
これは要件定義書に限った話ではなく基本設計書など色々な資料作りに共通して言えることですね。
手戻りなく進行できること
このまま進行した場合にぶつかる障害や課題を如何に早く察知して回避するための策を練れるか、も大切なスキルです。
こちらについても、プロジェクトの各メンバがこの先に控えているタスクを消化していくときのことを「想像」して困難が発生しないか、発生する場合はどうやって回避するか、回避するために自分に何ができるか考えるという「ホスピタリティ」が必要になるのです。
雑に総論
ひとつひとつの細かい気配りやホスピタリティは、仕事をする上で至る所で発揮するシーンがあります。
meetで画面共有した時に画面下に表示される共有していることを示すポップアップを消すという気遣いができるかどうか(見ている側は何気に邪魔)
資料を作って共有する時にきちんとアクセス権を付与できるか(アクセス権申請画面になると悲しい)
オンライン会議中に雑音が入りそうな時はマイクをミュートにする気遣いができるか(かなり気になる)
資料内に登場するワードの表記ゆれも混乱の原因になりがちなので気を配ることができるか
スプレッドシートなど表計算ソフトで表を作る場合、見出し行は一固定されているか
などなど。
PjMには厳密には多くのスキルが求められますが、土台となっているのは気遣いだと思うのです。そしてホスピタリティや想像力というものはテクニカルなスキルではなくどれだけ相手のことを思いやれるか次第なので、そういう意味では誰だってPjMになり得ると考えるのです。
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