幸せな夜ご飯

日記を書きたいのに、どうしても「先日」で始めてしまう。今日は、と書けない。今日の出来事を当日に書くエネルギーがいつも残っていない。

ということで先日の話。平日、仕事終わりに秋葉原に夜ご飯を食べに行った。カリガリカレー。お店に入ると出雲にっきさんが出迎えてくれる。にっきさんのいる日に行っているので、出迎えてくれるのは当たり前なのだけど、その最初の挨拶だけでなんだかホッとしてしまう。

美味しいカレーを食べてサクッと帰る。長居はしない。最後の会計時ににっきさんと少しお話しした。吉祥寺の話とか穂村弘についてとか。穂村弘、私も好きです。

その日は昼間、仕事でリモート会議をたくさんした日だった。しかしどんなに長々とインターネット越しで話し合っていても、にっきさんと1分でも直に会話出来た時間のほうがコミュニケーションの密度が圧倒的に濃い。にっきさんの声を直接聞けるとうれしい。やっぱり人と会うって大事なんですよ。彼女の言葉を思い出しながら夜の道を歩く。ほんのわずかの時間でも言葉を交わせたおかげで、自らの生活が潤うことへの驚きと感謝。

カリガリカレーがいいのは、コンカフェではなく普通のカレー屋なので、無理にコミュニケーションを強いられることもなく面白いことを言わなくてもいいし、ただただ食べて帰るだけでもいいところがコミュ障には大変優しい。もちろん出雲にっきさんはいつも優しい。帰り際の言葉だけでも私は幸せになれる。にっきさんいつもありがとうございます。またカレーを食べに伺いたいと思います。