我が身にまとわりつく薄っぺらさについて

ここで言われているような年齢の割に薄っぺらいというのは私も十分に身に覚えがある。ただただ歳を重ねただけの私はドトールのミルフィーユより薄っぺらいし、それは劣等感でもある。考えるに普通(と言われている)人がその時々の年齢で経験することを私はほとんど通らずに今まで生きてきたので、単なる経験値不足が薄っぺらさに繋がっている気がする。ではどうすれば年齢に見合った重みを付けられるのかと思案して、では結婚して家庭を持つことだなと早合点したところで、これでは家庭を持つことがコンプレックス克服の手段となってしまっていて相手に失礼だ(と私は思ってしまう)。

世の中いろんな生き方があるから大丈夫だよねという自らへの許しと、まともな人だと思われるには所謂世間一般的な人生を歩まなければならないと信じている自分の価値観が押し合いへし合いせめぎあってずっと迷い続けたままだ。

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