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【恥ずかしい失敗談】9

前に、チューニングがちゃんと出来なくて弦を切ったって話を書いたと思うんですが、その関連でなんでそんなチューニング出来ないの?って所の話を残しておこうかと…。

今どきは電子チューナー(今は単にチューナーと呼ばれてますが)が当たり前で初心者でも比較的正確なチューニングが出来るようになりましたが、私が子供の頃はそんな文明の利器は無く、音叉か調子笛を使ってのチューニングが普通でした。
しかも、音叉は一つの音(440Hz)しか出ないので、その音を基準に他の弦をチューニングすることになるので、相当耳が良くないと難しい話でした。
対して調子笛は、各弦に対応した笛を吹くことでその弦の音を確認できるので音叉よりは重宝したものです。
しかし、調子笛には2つの欠点がありました。

1)調子笛自体のピッチが曖昧で大雑把。
2)笛を吹く強さによって、ピッチが微妙に変化する。

この2つです。
1)は、まぁ当時数百円の代物なので、ピッチの正確さなんてのはまぁ大雑把で当たり前で、基本的にエレキギターよりもクラシックギターに向けて作られており、音も丸くてピッチ感を取りづらい音なんですよね。
それで、カッチリしたエレキギターのチューニングをしようとする方が無理があると、今なら思います。

2)もこれは、どの程度の強さで吹けばよいのか?
解りません。🤣
強く吹くと#して、弱く吹くと♭します。
なので、仮にちゃんと笛に合わせることが出来ても、各弦がバラバラになってることが珍しくないのです。

そんな時代のチューニング。
かなり苦労する割に、曖昧です。🤣
それで、レコードをコピーしようとして、アナログのレコードをかけるわけです。
そう、黒い塩ビ板ですね。
レコードってのは、特定の回転数で回転させる必要があるのですが、高級プレーヤーだとその回転をリアルに監視できるので、微調整しながらレコードを聞くことが出来るのですが、安物のポータブルプレーヤーだとその回転数の微調整は出来ませんし、そもそもの回転数が早かったり遅かったりするのが当たり前なんです。

それでも、ただ聞いて楽しむ分にはさほど影響なかったのですが、正確なピッチを要求する楽器の練習に使うには、曖昧すぎて大変なわけです。

とりあえず、調子笛でチューニングして、レコードに合わせようとすると、レコードのピッチは低かったり高かったりするんですよ。
なので、そこでまた微調整が始まるわけで、この練習前のチューニングは、もう「儀式レベル」で必要な作業になるわけです。

しかし、私は中学生。
エレキを買ってきたばかりで、当然まだ音を聞き分ける耳も出来てません。
調子笛の音がよくわからないんですね。
気付くと、3度ほど高いチューニングで弾いてたわけですが、幾ら練習しても、なんかちゃんと合ってる気がしない。🤣
当たり前です。🤣
3度高いんだもの。🤣

まぁ、そこから先は前にも書いたので割愛しますが、この調子笛まだあるんですかね?
と言うか、使ってる人居るんですかね?
今どきは、クリップチューナーでも高精度のものが出てきて、本当に便利になりましたね。😊

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