神隠し(詩)


君は神は居ないと言う

祠を蹴り倒し梵字を罵る


神の山へ向かって行く君

大きな荷物を引きながら

黄昏時に垂れた腕



君の家にカルシウムの山

ポケットから落ちる白いクズ



神の山にもカルシウムの山



人が姿を消すと神隠しにあったと言う


神は君を選んだのか


君が神を選んだのか


黄昏時に見た君は誰か



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