ようやく観られたね『エスカクロン』 週報024(2021/05/16)


最近は、通勤をはじめとして大体どこへ行くにも自転車で移動している。健康にいいからいいような気もするけれども、学生の頃から本を読むのは電車の中が多かったので、すっかり本を読む時間が減ってしまった。意識的に読む時間を作らないとなんにも読まなくなっちゃうなあと思い、先日長きにわたる連載の完結を迎えた「大奥」を読みはじめた。知っている歴史の登場人物の性別がひっくり返っている面白みは当然のこと、史実はこのマンガのほうでもいいんじゃないかと思わせるような歴史ミステリー的な手つきの巧さに驚きっぱなしだ。徳川幕府を舞台にした何代にも渡る大河ドラマのような重厚な物語もとても好み。全19巻中、折り返し地点の10巻まで読み終えた。偶然だけれども、物語の大きな要素のひとつである疫病の赤面疱瘡も物語に大きく絡み始めたのがなんだかタイムリー。読み応え十分で1冊読み終えるごとに「ふへー」となってしまうが、これくらい足腰がしっかりしているのもたまにはいい。


OVA『エスカクロン』がdアニメで配信されていた。脚本が髙橋龍也、キャラクター原案が水無月徹と葉鍵関連で青春を過ごしてきた人間としては、もうどうにかなっちゃいそうなスタッフィングの作品。イベント上映が数回行われたくらいでソフトが発売されないため幻の作品といっても過言ではない状態だった。ちゃんと長生きしていると、そんな作品も何気なく観られるんだなと嬉しい気分。長年の胸のつかえが下りました。


緊急事態宣言の影響(?)で、近所の町銭湯のサウナが休止中だ。カプセルホテルとかの宿泊施設に付いているサウナは稼働中らしいけれども、行ったところで若者グループがキャイキャイしているところに出くわしてイライラしてしまうんだろうなあと思い、家のお風呂で我慢。早く世の中が通常営業になるといいなあと、がらにもなく世界平和を祈るのでした。

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