日本オタク大賞とマン祭 週報020(2020/01/31)


 日本オタク大賞は、1年間のオタク的(?)な出来事や作品を振り返りながら大賞を決めるトークイベント。今年はオンライン配信のみでの開催だったけれども、視聴者側としたら例年通りの楽しい内容でよかった。何の話をするにも新型コロナ感染症のことが付いて回ってしまう昨今だけれども、それでも楽しいおもちゃや作品がパタリと止まることなく作られ続けている状況やそれを支えてくれている人たちに改めて感謝だ。

 週報をむちゃくちゃサボったので書き損ねてしまったけれども、事前特番的な配信イベント「オタク大賞2020大予想! ~大賞はこれで決まりだ!~」に出演しました。内容は、今年のオタク大賞に何が選ばれるかを登壇メンバー以外の出演者が予想するもの。自分は以下のものを紹介しました。

 ・『鬼滅の刃』の版権イラストの数が多いこと
 ・書籍「マクロス 河森正治デザイナーズノート」
 ・Webサイト「nippper」

 ネタが被ったりしたようで「ひゃーすみませーん!」と肝を冷やした場面もあったけれども、自分で挙げなかった結果誰にも挙げられずに後悔するよりはよかったと思うほかない。

 日本オタク大賞は、イベントから3週間は後追いで観られるようなのでお時間がある方は是非に。


 池袋の映画館の新文芸坐で行われたオールナイト上映「お前はどこのマンじゃ? 新文芸坐、冬のマンまつり」に参加した。

 「エレファント・マン 4K修復版」※2K上映
 「ウィッカーマン final cut」
 「ザ・ライフルマン」

 恒例になっている花俟さん(花俟さんは新文芸坐の人)の熱のこもった前説もよかった。前説では「上映された3作に関係性はないけれども、どれか1本でも刺さってもらえれば」という話が上がっていたけれども、3作共に描かれていたのは自分の意思ではどうにもならない環境に置かれたマン(男)たちがそれでも懸命に生きていく姿だった。

 「エレファント・マン 4K修復版」は、劇中で人の悪意と善意が交互に描かれていて、どちらの側の人もやってることは大して変わらないけど、それによって主人公の置かれる境遇はガラッと変わる。観ている最中から整理がつかない色んな気分が頭の中を巡った。きっと、生きてるうちに何度も見返す作品じゃないからこそ、初見を映画館で経験できてよかった。

 「ウィッカーマン final cut」は、「ミッドサマー」に「ぬきたし(抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳(わたし)はどうすりゃいいですか?)」を混ぜた感じで呆気に取られ続けた。そう言えば、先週もクトゥルフものの作品を観た時もそんな感じだった。異教徒に追いかけ回される作品はあんまり色々と思い詰めないで「わー」と見世物小屋的に観られてるので気持ちが楽だ。

 「ザ・ライフルマン」は、ラトビア出身の主人公がロシアとドイツの戦争に翻弄され続ける作品。自分は、たまたま新型コロナ感染症に翻弄される時代に生まれてしまったけれども(そういえば、震災でも前職で勤めていた会社が凄いことになった)、銃弾が飛び交う中を走り回される時代には生まれなかった。自分の力ではどうにもならない部分が少ない社会に暮らしたいものです。とセンチな気分になった。

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