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ダウ理論について

こんばんは。キツネの目と申します。
本日は「ダウ理論」についてお伝えします。

1、ダウ理論とは


まずは、サムネの紳士は「チャールズ・ダウ」という人物です。
ダウ理論の生みの親ですね。

ダウ理論は、全てのテクニカル分析の元祖とも呼ばれている重要な理論です。

古臭い古典的な理論と勘違いされがちですが、全てのテクニカル分析はダウ理論をベースに発展したものであり、ダウ理論を無視してテクニカル分析でトレードすることは出来ません。

ダウ理論を構成する「6つの基本原則」を解説し、その中でも特に重要なものは「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」

僕のテクニカル分析は主にダウ理論で構成されています。

上昇トレンドの定義
「高値切り上げ・安値切り上げ」

下降トレンドの定義
「高値切り下げ・安値切り下げ」

この定義は大事です。
まずはこの定義をしっかり覚えてください。
これさえ押さえておけば、あとはおまけです。
知識として知っておくだけでOKです。

・トレンドは短期・中期・長期の3つで考える。

この理論から学べることは、トレンドは一方向に動くのではなく、複数の短期トレンド、中期トレンドが組み合わさり、必ず調整局面が存在しているということです。

例えば、下図のように中長期で見た時に上昇トレンドであっても、その中には、複数の短期的な下降トレンド(利益確定に絡む調整局面)が必ず発生しています。

よって、トレード戦略を立てる際に、自分がどの時間軸(短期、中期、長期)のトレンドで勝負するのか、デイトレードなのかスイングトレードなのか、それとも長期トレードなのかを明確に決めておく必要があります。

・先行期

市場価格が底値にある状態で、一部の先行型の積極的な投資家が買い(底値買い)を行い、価格が緩やかに上昇する時期です。

この段階では、現在も下降トレンドでここから更に下落するかもしれないというような時に、買い場だと判断して買いをしますので、普通のトレーダーが行うのは難しいです。


・追随期

景気改善など、ファンダメンタルズの買い要素が確認されて、多数の投資家が参入し、価格が急伸する時期です。

この段階では、上手な一般のトレーダーも買いを入れ、上昇トレンドに乗っています。


・利食い期

トレンドの最終段階です。メディアの報道も増え、素人や始めたばかりの初心者の一般投資家も参入し価格は上昇しますが、この時期にプロの投資家(①の時期に買っていた人)は利食いを行います。

上図からも明らかなように、③の段階で買いに入った投資家は高値掴みとなり、その後のバブルが弾けたような急落により大きな損失を被ることになります。

このダウ理論が示す通り、①の段階でエントリー出来ればそれにこしたことはありませんが、それは難しいので、テクニカル分析を用いて②の段階が起きそうなタイミングを捉えて、エントリーすることを目指すことになります。

この②や③の場所を確認するためにテクニカル分析をするんですね。

以上が「ダウ理論」となります!
また、明日よろしくお願いいたします。

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